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グナレンナガクビガメ

曲頚類の第27弾は、記載されたてのホヤホヤ!ケロディナのニューカマー!グナレンナガクビガメです!

執筆者:星野 一三雄

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グナレンナガクビガメ

学 名Chelodina gunaleni別 名:-英 名:Gunalen's Long-necked Turtle分 布:インドネシア(ニューギニア島南西部)甲長:最大24cm

2007年に新しく記載されたナガクビガメChelodina 属の新種です。

2008年現在で、ニューギニア島の限られた場所でしか確認されておらず、生態等もよくわかっていません。

ニューギニア島には本種と同属であるChelodina のカメとして、以下の5種が知られています。

  • Chelodina novaeguineae ニューギニアナガクビガメ
  • C. reimanni ライマンナガクビガメ
  • C. pritchardi プリチャードナガクビガメ
  • C. parkeri パーカーナガクビガメ
  • C. siebenrocki ジーベンロックナガクビガメ
特にライマンナガクビ、プリイチャードナガクビはニューギニアナガクビと近縁でよく似ていて、以前は同一種と考えられていました。本種はそれらの他種の分布域に挟まれるように位置する地域で発見されました。

外見的にはニューギニアナガクビに似ていますが、甲板の大きさなどによって見分けることができるようです。特に、腹甲の前縁に位置する喉甲板の形状がきれいな「W」字型になっているのが特徴のようです。またメスの方がオスよりも大きくなると考えられています。

発見された環境は低地の沼や池で、流水域にはいないようです。

2007年に新種記載されたばかりで、生態等も何もわかっていませんが、おそらくニューギニアナガクビガメと似ていると思われます。

新種として発表されてからすぐに日本にも流通しましたが、もちろん数は多くなく高価です。

分布域も限られていますので、将来が決して楽観できる種類ではありませんので、国内でも繁殖に成功して欲しいものです。

グナレンナガクビガメ
写真提供:aLive
赤っ恥をかかない程度の知識
  • 2007年に新種として記載
  • ニューギニア島のインドネシア側の限られた場所に生息
  • 特別に赤いというわけではない
  • とりあえず国内では流通した
飼育の基本情報飼育容器60~90cmクラスの水槽や衣装ケースなど温度最低でも20℃を下回らない程度に保温照明紫外線入りのバスキングランプが必要ろ過できれば、外部式フィルターと上部フィルター床材(底砂)特に必要なし容器内レイアウト泳ぎ回れる程度の水深で浮島や流木程度の完全に乾燥した陸地を設置する。あくまで水量を多くとる餌配合飼料には餌付きにくいので小魚やエビなどを利用する基本的な世話多くの水棲傾向が強い水棲ガメに準ずる
  • 週に1度、強制的に乾燥させ甲羅干しをする
  • 幼体にはまめな給餌と強制甲羅干しをする※「飼育の基本情報」は他のナガクビガメを参考にしました。また種としての情報は「ビバリウムガイドNo.38」「爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1(誠文堂新光社)」、海外の雑誌を参考にしました。

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