国内CB関連
気になる、国内での繁殖状況も見てみましょう。最近は、本当にいろいろな方が特化して飼育・繁殖に臨んでいらっしゃいますので、網羅などできないのですが、今年耳にした、唸るような国内CBをいくつかご紹介しましょう。
とりあえず得意分野のヘビですが、相変わらず友人の某有名ブリーダー氏が頑張りました。
今年の目玉はなんと言っても世界初の快挙と思えるボルネオスジオでしょう。イベントでは非売であったにもかかわらず、問い合わせが殺到したとか。他にもタイリクシマヘビとかブルガリアラットスネークとかの地味関係ですが、唸るような結果を残すことができたようです。
またカメでは、ぶりくらで出品されていたワモンチズガメとヘーゲカエルガメは快挙のようです。ワモンはスゴイと思ったんですが、ヘーゲカエルガメに関してはよく知らなかったのでチェックし忘れてしまい、失敗してしまいました。もっと勉強せなあかん。
トカゲではモロッコサバクトゲオアガマの繁殖成功は快挙であるようです。あまり私はよくわからなかったのですが、業界関係の方たちは感動していました。
イベント関係
両爬業界の話題で、欠かせなくなったのがイベントに関してです。今年は、おなじみの「九州レプタイルフェスタ」「ジャパンレイプタイルズショー」「HBM」「ぶりくら市」の四大イベントに加え、新たに「ビッグボルケーノ」「ワールドアニマルレボリューション」「レプタイルフィーバー」という3つのイベントが開催されました。おのおのが場所も異なり、それぞれの個性を発揮したイベントで好評を博したようです。このような新しいイベントの開催も重要なニュースと言えるでしょう。
国産種関係
最後に、私の一番の得意分野である国産種に関してちょっとだけ。今年の一番のビッグニュースであり、またガッカリニュースでもあったのが8月に群馬でシマヘビのアルビノが捕獲されたことでした。
シマヘビのアルビノは、確か今までにも見つかった例はあったと思ったのですが、今回は専門の施設で飼育をする、ということで
「すわ、いよいよシマヘビのアルビノを品種として固定か!?」
なんて夢見て、さらに
「オスらしいから、カラスヘビのメスとかけてダブルへテロをとって、それを交雑すればもしかしたら真っ白なシマヘビが得られるかの!?」
なんて、とこまで夢はふくらんでいたんですが...
残念ながら、この個体は11月に死んでしまったとのこと...本当に残念でした。
もう一つは、私も関係しているのですが、宮崎県で帰化しているオキナワキノボリトカゲの個体群のニュースが、さまざまなメディアで取り上げられていることです。
ま、ちょっと複雑なんですけどね。
もちろん、続々と関係する新しい事実も発見されてきていますので、これからもある意味楽しみにしましょう。
ちょっと、私も最近は変に知恵をつけてしまって、ちょっとした両爬関係のニュースでも「へー」とか、昔みたいに反応をしなくなってしまって、少し反省ですが、それでもほとんど自分の知識だけで、このくらいのニュースは紹介できるようになったので、まあ満足かなと。
何より、暗いニュースばかりを紹介することにならなかったことが一番の救いです。
また、新しい一年が始まり、あっという間に「2008年、今年の重大ニュース」なんて書いているんだろうな、と思うと楽しみなような、年をとったなとガックリするような。
何にしても、この記事をお読みになって下さっているみなさん。本当に、今年もありがとうございました。みなさんのおかげで今年も本当に楽しい一年にすることができました。心から感謝申し上げます。
来年もAll About両爬ガイド星野をよろしくお願いいたします。
それではみなさん、良いお年をお迎え下さい。
<過去の両爬界 年末重大ニュース記事>
2002年 10大ニュース
2003年 重大ニュース
2004年 重大ニュース
2005年 重大ニュース
2006年 重大ニュース