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アミメスキアシヒメガエル

地表性カエルの第9弾はマダガスカルのスキアシヒメガエルからアミメスキアシヒメガエルです!!

執筆者:星野 一三雄

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アミメスキアシヒメガエル

学 名Scaphiophryne pustulosaScaphiophryne madagascariensis が使われることもある別 名:-英 名:Spiny Burrowing Frog, Emerald Hopper分 布:マダガスカル中央部のAnkaratra山周辺全長:40mm前後 最大55mm

マダガスカルに固有のスキアシヒメガエルの仲間の一種です。アメリカのスキアシガエルの仲間と同じように後ろ足に土を掘るためのコブ状の突起(内蹠隆起)があり、乾季には地中に潜って生活をしています。比較的、派手な色彩で美しい種類が多く、特にCITES II になったオイランスキアシヒメガエルやよく流通するマダラスキアシヒメガエルなどが有名です。

体表の地色は明るい緑色でこれに大きな褐色の斑紋があるため、一見すると褐色地に緑色の網目模様があるように見えるためこのような名前で呼ばれます。体表はイボ状の突起が発達していることも特徴です。またオスは喉が黒くなっているため雌雄の判別は比較的容易です。

生息環境は比較的密な森林で、昼行性のようです。

生息地では1月に雨の後の水場で水面に浮く卵塊や発生段階の異なるオタマジャクシが見られるようです。

比較的大型のスキアシヒメガエルで、別種であるマダラスキアシヒメガエルと混じって輸入されるようなことが多いようです。

地表性で小型の美麗種ですから、飼育もしやすく意外にもファンが多いカエルです。
アミメスキアシヒメガエル
赤っ恥をかかない程度の知識
  • マダガスカル固有種
  • アメリカのスキアシガエルとは別の仲間
  • 森林性であるため、どちらかというと涼しくてやや湿度がある環境を好む
  • 飼育自体はそれほど難しくない
飼育の基本情報飼育容器湿度は保持できていて蒸れないような容器。45cm水槽程度の大きさ温度24-28℃程度がよいと思われる照明必要なし床材ヤシガラ土や腐葉土、水苔などを組み合わせて湿度をコントロールできる素材のものを厚めに敷く容器内レイアウトシェルターと水容器を設置。餌昆虫食性基本的な世話多湿系地表性カエルの飼育
  • 毎日、夜間に霧吹きをする
  • 常時湿らせすぎにならないようにする
  • ※「飼育の基本情報」は「アクアリウム・シリーズ ザ・カエル(誠文堂新光社)」「ビバリウムガイドNo33(マリン企画)」および海外サイトを参考にしました。

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