販売時の遵守事項

遵守事項はいくつかあるのですが、ここでは「購入者」が関わってくる事項に絞って解説しましょう。
わかりやすく、簡潔に行きましょう。
「販売者は『生体説明書』を作成し、生体について説明し、購入者は説明を受けたことを確認する『署名』をすること」
です。
さらに販売者が行わなければいけない遵守事項もついでにいくつか挙げておきましょう。
・成体が食べる餌を自力で食べるようになった生体しか販売できない
・飼育環境の変化、輸送に対して十分な耐性が備わった生体しか販売できない
・2日間以上、その状態を目視により観察し、健康上の問題がないことが認められた生体しか販売できない
・署名の入った確認書を保管する
・販売の実施状況(仕入れ、販売)を記録した台帳を作って5年間保存する
・購入者が関係法令に違反していないことを確認する

ちょっと細かすぎますけどね...ま、遵守事項ですから。

では理想的な販売の流れをシミュレーションしてみましょう。

販売者「さて、新しく入荷してきたコーンスネークが来たぞ。『台帳』に記録をして、と。それから今のうちに『生体説明書』を作っておこう」
・・・2日後
販売者「よし、2日間観察をして健康そうなことがわかったし、餌も食ったから、値札を付けて並べよう」
・・・さっそくお客さんが来店
客「こんにちは。このコーンスネークきれいですね」
販売者「いいでしょ、それ。まだ入荷したばかりで、さっき値札付けたばかりですよ」
客「餌は食べてます?」
販売者「到着した日に食いましたよ。健康で何の問題もないですよ」
客「じゃ、もらおうかな」
販売者「ありがとうございます。失礼ですけどお客様はヘビの飼育は初めてですか?」
客「いいえ。二年前からコーンを飼ってます」
販売者「じゃ、口頭での説明は省きますね。この『生体説明書』に品種とかの情報と、念のため飼育法も書いてありますから、ちょっと読んでいただけますか」
客「はい」
・・・・
客「全部読みました。へー、秋になると餌食いが落ちる個体もいるんですね。知らなかったから読んで良かったです」
販売者「お手数をおかけしました。じゃ、お手数ついでに、この『確認書』に住所と電話番号、そしてご署名をいただけますか。何かありましたらこちらからも連絡できますし。もちろん個人情報は、他のことには利用いたしませんので」
客「はい」
販売者「ありがとうございました。じゃ大切に育てて下さいね」
・・・お客さんが帰る
販売者「さて、この『確認書』に書いていただいたことを元に『台帳』に記録をして、と。この確認書も保管しておこう」

と、まあこんな感じでしょうか。ちょっと面倒くさい感じもしますが仕方ないですね。なかなかイベント会場ではここまでできませんが、慣れてくればできるようになることでしょう。