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ワモンニシキヘビはちょっと変わったパイソン!?基本情報と飼育方法

今回は、ワモンニシキヘビの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ワモンニシキヘビは、いわゆるモノタイプ(一属一種)の、ちょっと変わったパイソン。一般には和名や英名からわかるように鮮やかなオレンジ色に黒い横縞模様でとても美しいヘビです。

執筆者:星野 一三雄

ワモンニシキヘビの基本情報

ワモンニシキヘビの基本情報と飼育方法

ワモンニシキヘビの基本情報と飼育方法

ワモンニシキヘビ
学 名Bothrochilus boa別 名:(ビスマーク)リングパイソン英 名:Bismarck Ringed python分 布:パプアニューギニア(ビスマーク諸島)全 長:0.9~1.8cm

いわゆるモノタイプ(一属一種)の、ちょっと変わったパイソンです。

一般には和名や英名からわかるように鮮やかなオレンジ色に黒い横縞模様でとても美しいヘビです。ただし現在ではアメリカでさまざまな斑紋パターンの作出が行われており、写真の個体のようにストライプだかなんだかわからない個体が多く流通しているようです。どちらにしても、目立った斑紋は幼体の時の短い期間だけであり、美しい体色も成長ともに不明瞭になって、最終的には黒いヘビになってしまいます。

ニューギニアの北東にあるビスマーク諸島という場所にのみ生息しており、現地では主に、やや開けた熱帯雨林で見られるようです。基本的に夜行性で、夜間に徘徊して哺乳類やトカゲ、ヘビなどを補食しています。12個前後の卵を産み、孵化した幼蛇は30cm程度です。

あまりにもショッキングなカラーリングのパイソンであり、またその美しさが幼蛇の時だけということも有名です。しかし、成体になったら体色が消えてしまう、とわかっていても一度は誰でも飼ってみたい、と思うのも事実ではないでしょうか。飼育も比較的容易なので、高価ではありますが非常に興味深いパイソンです。現地では厳重に保護されているようですが、幸いアメリカを中心にCB化が進んでいて、CITESさえ下りればコンスタントに流通するのが見込まれます。

CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種
 

ワモンニシキヘビの飼育方法

飼育容器
サイズに合わせてプラケース・衣装ケース・爬虫類専用ケースなどを使う。地表性なので高さは必要ない。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい。

温度
26.5~29℃程度に保温。ホットスポットもあった方がよい。シートヒーターも必要。

照明
特に必要なし

床材
ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良い。

容器内レイアウト
水容器とシェルターを設置する。


大きさに合わせたマウス。冷凍を解凍したものでよい。

基本的な世話
いわゆるボア・パイソンの飼育方法
  • 低温には弱い
  • 高い湿度は好むが、空気をよどませないように注意
  • 代謝は早いが排泄はまとめて大量に行う
  • など
※「飼育の基本情報」は海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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