寺・神社/東海・甲信越・北陸の寺・神社

東海・甲信越・北陸の寺・神社(2ページ目)

東海、甲信越、北陸には、それぞれに個性的な神社や寺があります。地域ごとの歴史も長く、由来を調べると興味深いです。また、門前町も多く見られ、お参りのついでに食べ歩きもできます。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド

甲信越地方のおすすめの神社と寺

身延山久遠寺(山梨県南巨摩郡身延町)
日蓮宗の総本山。富士山と向かい合う山の上にあり、樹林の中に、数々の堂が点在しています。日蓮聖人は晩年をこの地で過ごし、ひたすら法華経を詠み、門弟たちの教育に終始しました。周辺には門前町があり、宿坊を兼ねた小さな寺院が多数あります。

身延山の観光案内。宿坊情報もこちらにあります

善光寺(長野県長野市)
仏教伝来の折に百済から伝わった日本最古の仏像といわれる一光三尊という形式の阿弥陀如来像を祀る、たいへん歴史が古い寺です。ご本尊は絶対の秘仏で、そのレプリカであるお前立ちが7年ごとに開帳され、特に賑わいます。お朝事と呼ばれる毎日のお勤めが有名で、参列者は、男女ひとりずついる住職さんに、お数珠で頭を撫でてもらうことができます。門前町には名物の唐辛子やおやきを売る店などがたくさん並び、宿坊も数々あります。
善光寺は、常に善男善女でにぎわっている
善光寺の宿坊情報。精進料理の美味しいところが多く、おすすめです

神秘的な雰囲気に包まれる戸隠奥社への道
戸隠神社(長野県長野市)
天照大御神が弟スサノオの悪行に怒って天岩戸に身を隠した際、タジカラオノミコトが岩戸の扉をこじ開けました。その扉が飛んできて戸隠山になったとされ、戸隠神社は、その山にある5つの神社の総称です。4つの神社は車でも行けますが、パワースポットとしても人気の奥社は、少し山道を歩かねばなりません。周辺は美しい高原で、夏は避暑地、冬はスキーも楽しめます。中社と宝光社の付近には、古くからの宿坊が数々あり、戸隠名物の蕎麦も美味しいです。

戸隠の宿坊情報。宿泊しなくても、蕎麦だけ食べられるところも多いです

諏訪大社(長野県諏訪市など)
諏訪湖の周辺に、上社(本宮と前宮)、下社(春宮と秋宮)の4つの神社があり、それを総称して諏訪大社といいます。祭神は、タケミナカタノカミとその妻、ヤサカノトメです。タケミナカタは出雲のオオクニヌシノミコトの息子で、アマテラスオオミカミによる国譲りの申し出を断り、その際の使者であったタケミカヅチノカミ(茨城県の鹿島神宮の神様)との相撲に負けて、はるばる諏訪まで逃げてきたということです。4社ともたいへん荘厳な雰囲気に包まれており、境内には、温泉の手水舎もあります。

諏訪大社では、7年に一度、御柱祭という豪壮な奇祭が行われます。諏訪の神社はどこも、四本の高い柱で囲まれており、その柱を七年に一度建て替えるのがこの祭りの趣旨です。御柱に使う大木に乗って、たくさんの人々が崖を滑り降ります。次回の開催予定は、2010年の4月です。


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