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クレステッドゲッコーは人気のヤモリ! 基本情報と飼育方法を解説

今回は、クレステッドゲッコーの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。クレステッドゲッコーは、棘状突起に代表されるような特徴的な形態、きれいな体色、おとなしくハンドリングできる、飼育繁殖が比較的容易……など、ペットとしてとてもおすすめです。

執筆者:星野 一三雄

クレステッドゲッコーの基本情報

クレステッドゲッコーの基本情報と飼育方法

撮影協力:オリジナル2

クレステッドゲッコー
学 名Rhacodactylus ciliatus別 名:オウカンミカドヤモリ英 名:Crested Gecko
分 布:仏領ニューカレドニア全 長:200mm前後

押しも押されぬ、壁チョロ系ヤモリの人気No1であるクレスです。19世紀に発見された後、生体が発見されなかったため、絶滅されたと思われていましたが1994年に再発見され、大変な話題になったという、あまりにも有名なエピソードがあります。

写真撮影の技術があまりにも未熟で、上の写真ではわかりにくいのですが、目の上から首筋にかけて棘状突起が発達しており、それが名前の由来になっています。基本的にはツギオミカドヤモリのように木の幹などで生活しているらしく、そのため樹皮に似た複雑な明暗の不規則な斑紋であります。しかし体色と斑紋パターンが品種として固定されており、斑紋が少なかったり、非常に明るい色をしていたり、とさまざまです。一応写真の個体は「シルバーリング」と呼ばれるタイプだそうです。

自然での生態は詳しくはわかっていないようですが、基本的には他のラコダクチルスと似ていると思われます。飼育下では1年間に最大8~9回産卵することがあるようです。

棘状突起に代表されるような特徴的な形態、きれいな体色、ごく最近に再発見されたというエピソード、おとなしくハンドリングできる、飼育繁殖が比較的容易、、、などなど、クレスがペットとしてもっとも適している壁チョロである理由はいくらでも挙げることができます。本来は野生動物の輸出が厳しく制限されているニューカレドニア産ではありますが、CBが大量に流通していることもあり次第に価格も手ごろになりつつあります。たぶん、いつかは壁チョロファンである私も飼育するんだろうなぁ...と言うか、そのうち特集の記事を書かねば!

 

クレステッドゲッコーの飼育方法

飼育容器
高さがあり、かつ通気性がよい飼育ケース

温度
28℃前後

照明
弱めの爬虫類用ランプなど

床材
ヤシガラ土などを薄めに敷く

容器内レイアウト
観葉植物や木の枝、流木などを立体的に設置


コオロギなどの昆虫、ピンクマウス、餌用トカゲやヤモリ、果実、昆虫ゼリーなどをバランス良く与える

基本的な世話
いわゆる樹上性・住家性ヤモリの飼育方法
  • 立体活動ができるようにする
  • 水入れは設置した方がよい
  • 一日に一回は霧吹きをする
  • など
さらに
  • 尻尾は自切しても再生しないので、ハンドリング時は注意する
  • 日光浴をするらしい
  • メスにカルシウムは必須
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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