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モンペリエヘビ

ナミヘビの仲間の第二弾は、手元に写真があったから紹介してみましたが、かなり私好みであることが判明したヨーロッパ最大のヘビ・モンペリエヘビです!

執筆者:星野 一三雄

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モンペリエヘビ

学 名Malpolon monspessulanus別 名:-英 名:Montepellier snake分 布:ヨーロッパ、アフリカ北部、アジア南西部全 長:150cm程度 最大200cm

「モンペリエ(Montpellier)」とはフランス南部の中心都市の名前です。最大2mに達するヨーロッパ最大のヘビです。分布域の西の方では基亜種M.m.monspessulanus、東の方では別亜種M.m.insignitusとされるようです。日本の国内で流通しているのは亜種M.m.insignitusであるということです。幼蛇から若い個体では、全身に小さな白色の斑点が散在しますが、成体ではほとんど茶~オリーブ色で斑紋はなくなります。全身の鱗には強いキール(稜線)が発達しています。また目の上に強く張り出した鱗を持つため、日本のシマヘビやアジアのシュウダのように「怒った」ような目つきになります。日本のヤマカガシのように、奥歯に毒牙を持つ後牙類のヘビであり、これまで人体に対する大きな被害の例はないようですが、扱いには注意が必要です。

一般に、大きな岩と植物が多い荒れ地に生息しており、トカゲなどの小さな爬虫類や鳥、齧歯類などを食っているようです。胃からカメが見つかった例もあるようです。昼行性で岩の上で日光浴をする姿がよく目撃されます。

春に5~20個の卵を産み、7週間程度で孵化します。

飼育は容易で、かなり丈夫なヘビであるようです。

私は、あまりよく知らなかった種類なのですが、調べてみるとその形態や性格は日本のシマヘビやシュウダの仲間に非常によく似ていますので、たぶん私好みのヘビであるようです。ただし、弱いとはいえ有毒の種類でありますので、初級者の方の飼育は勧められるものではありません。っていうか、初級者の方で、このヘビをあえて選ぶような変わり者はいませんよね。いわゆるナミヘビの飼育方法
  • 脱皮前はそっとしておく
  • シェルターは脱皮の時のとっかかりになるようなザラザラした素材
  • など

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    飼育の基本情報
    飼育容器フタがしっかりとできるプラケース。高さの低いフラットプラケでも可。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい。成体は活動的なので大きめのケースを使う。
    温度特に保温の必要はない。
    照明特に必要なし
    床材ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良い。
    容器内レイアウト体全体が浸かるような水容器とシェルターを設置する。
    大きさに合わせたマウス。冷凍を解凍したものでよい。
    基本的な世話
    ※「飼育の基本情報」は海外サイトを参考にしました。
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