そして伝説へ...
ところがこのハープラック、今となってはそう簡単には入手できなくなりつつあるのです。実は、2004年11月現在、スドーではハープラックは生産終了になっているのです。つまりもはや在庫されているモノしか手に入れることができません。「ハープラック」で検索しても、たった2軒のショップさんしか取り扱っているのを見つけることができませんでした。
こんな優れた製品なのになぜ...と私も思ったのですが、ある意味、早すぎた登場だったのかもしれません。私だって、ハープラックが登場したときには、まさか自分がこんなにたくさんの生き物を飼育するようになるとは思っていませんでした。ですから、これだけ綺麗でハイグレード、しかも価格も安くなってコーンとか、カリキンとか、レオパとかが一般的になってきているのですから、ここから入って、そのまま多頭飼いになってしまう初級者の方だってきっと多いと思います。
このまま伝説にしてしまうのは実にもったいない製品です。スドーさんには、なんとか生産を再開してもらいたいところです。
ハープラックをマネる!
じゃ、ハープラックが手に入らないのなら、理屈はわかっているんだから自作すればいい!と言うことで、ここでは私の友人が自作した、衣装ケースを利用した「特大ハープラック」をご紹介しましょう。
私の友人はプラケの代わりにレギュラーサイズの衣装ケースを使って、金網の代わりに植木鉢の底に敷くプラスチックを使って木製のハープラックを長い年月と、緻密な設計のもと完成させました。
完成してみると、木材と衣装ケースのポリプロピレンの相性が悪いのか、すべりが悪かったそうで、結局「ロウソク」を使ってすべりをよくしたと言うことです。まるで「おばあちゃんの知恵袋」であります。
ただし、植木鉢用のネットでは、コオロギが食い破ることがあるそうなので、やはり金網にした方がよさそうです。
衣装ケースを利用した自作ラック |
とにかく多くの両爬を飼育している我々にとってはケースの山は解決しなくてはいけない問題です。みなさんも何かいい知恵があったら教えて下さいね。
え?下の方のプラケも、きちんと世話をする習慣を身につけろ、って?
ごもっとも。
<関連サイト>
スドー
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