全国の両爬ファンのみなさん、あけましておめでとうございます。
2003年もみなさまにとっていい年であるといいですね。さて年始めの企画として、これも定番「両爬飼育・今年こそは○○に挑戦」を、なんと豪華に二回にわたりお送りしたいと思います。
その第一弾は、今まで「やってみたいんだけどな...」と思いつつも、諸般の事情によって実施できなかった「今年こそは24時間エアコンフル稼働に挑戦」です!
※文中にときどき登場する「豪傑様」と言うのは同一の方ではありません。
▼エアコンフル稼働とは
言うまでもなくエアコンフル稼働とは、両爬飼育に対して一部屋を明け渡しエアコンで部屋全体を温度管理することです。
まず現在、飼育部屋を所有していてエアコンフル稼働(一部、季節により稼働)により温度管理を行っている方の状況をまとめてみました。
◇部屋の広さ
エアコンフル稼働をしている飼育部屋の広さですが、基本的には(当たり前と言ってしまえばそれまでですが)4.5畳~8畳の部屋を利用している方が多いようです。
豪傑様の例1
中には「二部屋ずつをつなげて12畳と14畳両方」とか、さらには「6畳から11畳の4部屋すべてに」という方も。
◇飼育種とケージ数
これは大きく二つに大別されるようです。ひとつのパターンはリクガメ・カメレオン・ボア(パイソン)飼育者の方々。こちらの方々は(これも当然と言えば当然、ただし例外あり)飼育個体数は少ないけれども、温度管理が重要と言うパターン。
もう一方はレオパとかナミヘビ、カエル飼育の方々。こちらの方々は飼育個体数が多いためひとつひとつの温度管理が大変、と言う理由で常時稼働と言う方法をとっているようです。
◇電気代
さて、最も気になるのは電気代です。私が聞いた方々は「常時稼働前」と「常時稼働後」の電気代の比較をしていない、と言うことで、現在(初冬)の電気代の情報のみですし、規模によっても異なりますので、単純比較はできませんが、小規模の方で5000円から30000円くらいの方が多いようです。
豪傑様の例2
大規模な方で冬季の90000円ということです。
※意外に勘違いしていらっしゃる方も多いのですがエアコンは冷房よりも暖房の方が電気を消費します。お間違いのないよう。
◇電気代の一例
さて、これだけでは電気代に関しては情報不足でしょうから、両爬飼育者ではないのですが、昆虫の飼育者の方で「常時稼働前」と「常時稼働後」の電気代比較を比較しているサイト(日本でもっとも有名な昆虫サイト「くわがた狂の大馬鹿者達」)がありましたので、そこから一例をご紹介しましょう。
常時稼働条件
温度設定・・・22℃
部 屋・・・・夏・・・1階書庫7.75畳
冬・・・3階東南角部屋5.25畳
※断熱・光遮断用に窓枠に2cmのボードを取付け
エアコン・・・インバーター冷暖房1996年製造
能力2.5kW
運転電流12.2A
消費電力1110W
で、こちらの方は単純に常時稼働を行う前の年と行った後の年の同じ月の電気代の差額を計算されています。14ヶ月の比較で出た月単位の平均が2114円アップ。つまり、ひと月2000円あまり電気代が多くなっただけ、と言う結果だったようです。意外に少なくて驚きました。