ネット上の両爬ファンの皆さん、こんにちは!
先日、ふと私が家で飼育している生き物の種類と数を調べてみたのですが、意外にもその中で最も多かったのが「ヤモリの仲間」でした。(もちろん超マイナーな国産のヤモリの仲間ばかりですが...)
自分で言うのもなんですが、どうやら私って、ヤモリの仲間が一番得意みたいなんですね。
と言うわけで今回は「ヤモリの魅力」にCloseUp!!です。

▼ヤモリの生物学
これを読んでくれている方々の中には、まさかいないとは思いますが、ヤモリイモリはよく間違えられてしまいます。「ヤモリ」は爬虫類、「イモリ」は両生類です。

ヤモリは爬虫類の中のヘビ・トカゲの仲間「有鱗目」に属しています。分類に関する説はいろいろあるのですが、大体「ヤモリ科」とひとくくりになっています。また英語で「Gecko(ゲッコー)」と呼ばれることが多く、ショップなどでもよく使われる呼び方になっています。

ヤモリの仲間のほとんどは「まぶた」がないという特徴を持っています。また例外もありますが一般的にヤモリの仲間の多くは指先に「趾下薄板(指下板)」と呼ばれる器官を持っていて、それを使って垂直部分や天井などに逆さになって移動できます。ところが中には「まぶた」を持っていて、「趾下薄板」を持たず普通の指であるグループがあります。その仲間を「トカゲモドキ亜科」と呼びます
有名なヒョウモントカゲモドキや日本が世界に誇るオビトカゲモドキなどがこの仲間になります。

逆に趾下薄板を使って壁をうろちょろできるヤモリ達を私たちは「壁チョロ」などと呼んだりします。
大体、私たち爬虫類ファンは「壁チョロ(樹上性ヤモリ)」ファンと「トカゲモドキ(とその他地表性ヤモリ)」ファンに分かれているようで、どちらもとても魅力的な生き物たちばかりです。

▼夜型人間御用達!!
さて、そんなヤモリたちの目を見てみましょう。瞳孔が縦長に開いていて、まるでネコの目のようです。つまり彼らの多くは「夜行性」なのです。爬虫類飼育で「夜行性」と言うのはそれだけでアドバンテージになります。昼行性種ほど光を必要としない、つまり「紫外線」のことで頭を悩ませる心配がないのです。もちろん、照明はないよりもあった方が良いのですが。

また爬虫類には見ることができない色の照明(ナイトライト)などを利用して、部屋の照明を落とした中で彼らを観察し、一日の仕事で疲れ切った心を癒してくれるひとときを与えてくれるのも夜行性だからこそできることでしょう。
ただしヒルヤモリの仲間は昼行性ですのでお間違えのないよう!!

▼繁殖を狙おう!!
ヤモリの仲間は、「飼育が簡単」と一言で片づけてはいけないのですが、昼行性トカゲやリクガメ、両生類あたりから比べれば飼育にかかる手間が少ないのは事実でしょう。
ですから、その種の生態を理解し、ちゃんと基本を守り愛情を持って飼育すれば比較的繁殖も難しくない種が多いです。そのためCB(飼育下繁殖個体)が多いのも特徴です。
一般には
・繁殖前に十分な給餌をして栄養をつけておくこと
・季節の変化を再現すること
・メスには十分な量のカルシウムを与えること

あたりを注意すれば繁殖もうまく行きやすいようです。
ただでさえかわいい表情をしたヤモリたちですから、ぜひ孵化したてのベビーのカワイサにメロメロになっちゃって下さい!!