美味しいお弁当の献立・メニューを考えよう
お弁当をつくろう! でも何からはじめよう!? と悩んだらぜひ以下の手順を参考にすれば毎日楽しくお弁当作りができます
でもやはりお弁当は楽しく作りたいし、そんなお弁当を美味しく食べてもらいたい! ということで楽しみながら美味しいお弁当メニューを考えるヒントをいくつかお伝えいたします。
1.お弁当に使えるオススメの食材
基本的には、どんな食材でもお弁当のおかずになります。でもやはり冷めても美味しいもの、食中毒を避けるということを考慮すると、お弁当の具材にしやすい食材のアイテム数は決まってきます。冷めたら脂っぽい脂肪分の多いお肉や、加熱すると美味しくない生いくらや匂いのつよいニンニクなどは避けましょう。以下に、お弁当のおかずの具材として使い勝手のよい食材をご紹介いたします。
【お弁当の具材として使い勝手のよい食材】
・肉
ひき肉、鶏むね肉・ささみ肉(脂肪分が少ない分、冷めても美味しい)
豚ロース・もも肉、牛細切れ、ハムなど
・魚
鮭、かじき、たら、冷凍えび、冷凍シーフードミックスなど
・卵
卵はゆでたり炒めたり、混ぜたり、巻いたりと万能選手!
・野菜
根菜類、ブロッコリー、カリフラワー、プチトマト、パプリカ
(衛生面から、できるだけレタスなどの生葉は使用を避けたい)
・その他
昆布、魚などの佃煮、豆煮、ちくわなど練り製品、チルド食品、冷凍食品など
2.お弁当の主食を選ぶ
まずは、お弁当の主食を「ごはん」にするか「パン」にするか「麺」にするかを考えてみましょう。そうすることによりその主食に合った主菜(メインのおかず)の味が決まってきます。その日のお弁当を「和」にするか「洋」にするか、もしくは「中華」にするか決めるとお弁当全体に統一感が生まれます。例えば今日は「おにぎり」がメインだから、出汁入りの卵焼きにしよう、別の日は「パン」がメインだから、卵とチーズを合わせてスクランブルにしようなどという風に。このように主食とテイストを大まかに決めるだけでも、お弁当に味の統一感が出て、食べる人も安心して美味しく食べることができます。
3.3つのバランスでお弁当のおかずを考える
味のバランス冷めてもおいしくするため、少し濃いめに味付けましょう。冷めると全体的に味は薄く感じるものです。ただし、お弁当全体のメリハリをつけるために、サラダなど一品は必ず薄味でしあげることが必要です。
また、お弁当メニューは味が似ないようにバランスを考えます。甘み、辛味、塩味、酸味などの味系と食感を上手に組み合わせます。そうすることで食べ手は味の変化を楽しむことができます。
食感のバランス
美味しいお弁当の条件には味の変化も大切ですが、食感の変化もとても大切な要因のひとつです。ふっくらやわらかいごはん、やわらかいハンバーグ、やわらかい卵焼き、どれも美味しそうなお弁当メニューですが、さすがにこれだけやわらかいものばかりだと、いささかそのお弁当に飽きてしまいます。やはり、1点は噛み応えあるもの、シャキシャキ感を楽しめることが出来るものを組み合わせていきましょう。
<組み合わせ例>
・やわらかい出汁巻き卵+きんぴらごぼう
・ジューシーな豚の生姜焼き+シャキシャキの野菜炒め
色味のバランス
5つの色を意識します。
・白色の炭水化物(ごはん、パン、麺)
・赤色又は黄色のタンパク質(肉、魚、たまご)
・緑色又は赤色の野菜
・黒色のもの(黒ゴマ、海苔、ひじき)
このようなものなどが入れば栄養バランスもよいし、見た目も明るいお弁当になります。しかし神経質に、必ず5色を揃えなくても大丈夫ですよ。例えば今日のお弁当に、黒色を入れることができなくても次のごはんを食べるときに意識して黒色ものを食べればよいのです。
4.お弁当のおかずは2~3品がベスト
デパ地下のお弁当や駅弁など沢山のおかずが詰められていて美味しそうです。ですが、自宅で作るお弁当はそんなに沢山の品数を作ることができないですし、沢山仕切りのあるお弁当箱もないので、品数が多くてもかえって詰めづらく見た目グチャグチャなお弁当になりやすいです。また、おかずが1品など少なすぎると味や食感の変化を出しにくいので、食べる人に満足感を与えにくくなりがちです。やはりお弁当のおかずは、味・食感を変えることを考えて2~3品にしておくのが見た目もきれいに味も美味しく仕上げるコツでしょう。【関連記事】