こんな姿形の純血種を、と望むのであれば、その猫種を正しく理解し、きちんと管理した上で繁殖しているブリーダーを探すのが一番良いでしょう。
しかし、猫は非常に個性的。姿形のこだわり以上に、この子だ!と思える『出会い』をお探しの方に、是非ご紹介したいは老舗中の老舗の「いつでも里親募集中」です。
掲載されている出会い待ちの犬や猫の数の多さは、たぶん日本で一番でしょう。出会いを探している方の注目度も高く、私が主催しているNPO法人でもいつもお世話になっています。
すでに10年の歴史があり、数々の『ご縁』を取り持ってきたサイトなので、一度は目にされた方も多いでしょう。
今回は「いつでも里親募集中」を運営されている太田恵介さんのメール・インタビューをお届けします。
なぜ「いつでも里親募集中」を開設しようと思ったのですか?
10年以上前の話になりますが、車に轢かれ足を骨折した子猫(さすけ)を保護したのをきっかけに動物愛護活動に関心を持つようになりました。獣医さんのご協力で子猫は元気になり、張り紙などをして里親探しをしたのですが、里親さんは見つからず自分で飼う事になりました。
その後、近所の動物愛護団体でお手伝いをするようになり、そこで犬猫の殺処分の現状、不妊去勢の必要性、里親探しの難しさなどを知りました。
「個人でできる事をしたい」と考え、1997年に里親募集サイトを開設しました。当時はまだインターネットもそれほど普及していなかったのでサイトを開設する為の情報も少なく、参考書を片手にホームページを作成しました。
2000年にリニューアルして、現在の掲示板方式の構成としました。
愛護活動のきっかけとなった「さすけ」くん |
「いつでも里親募集」を続けていて、嬉しい事・残念な事は?
ブログなどで「いつでも里親募集が縁で我が家に来て1年。こんなに大きくなりました」「このサイトが縁で無事里親さんが見つかりました」などの書き込みを拝見するととても嬉しいです。
猫も人も幸せそうで、サイトを運営して良かったと思います。
逆に掲載者が犬猫を騙し取られたり、ネットでの誹謗中傷など、残念なこともあります。
現在の日本の動物たちの現状は?
以前の自分もそうだったのですが、多くの犬猫が殺処分されているという事を知らない人が多いように思います。動物好きの人は多いので現状を知っていただければ、不幸な犬猫はもっと減るように思います。とは言ってもショッキングな画像や映像を前面に出すだけでは目を背けてしまう人が多いので、知っていただくのはとても難しい事だと思います。
新しい家族を捜している子猫たち |