最初いきなり触っても大丈夫だったんですか?
hana*さん:ぐたっとして、動けない状態でしたから。でも触っても平気でした。
毎日そうやって、夜中に捕まえて朝放す、を繰り返していたわけですよね。
それが、一緒に暮らす決意に変わったのは?
hana*さん:台風がきて。
ご主人:明け方、僕が寝ていたら彼女が涙ぐんで呆然としていました。
どうした?って聞いたら
「あの猫が街灯の下で雨宿りしてる。」
「街灯の小さな傘の下で、濡れないように小さくなっている。」って。
かわいそうに思っても、触ることもできなくて帰ってきたんですよ。
このマンションに住んでいる限り、猫を飼うことはできない。
僕は動物と暮らした経験があるけど、彼女は全くない。
飼うと決めたら、自分で世話をしなければならない。
僕に頼るんじゃなくてね。
壁も傷つけるかも知れないし。。。色んな事があるだろう。
飼うんだったら覚悟を決めなきゃいけない。って。
それまではそう言ってたんだけど。
でも、台風で全部吹っ飛んじゃった(笑。
hana*さん:で、いつもは夜中に箱詰めしてたけど、夜まで待てない!って思ってすぐに連れて来ちゃった。
それが一緒に暮らそうと決めた切っ掛けですね。
ご主人:それから大変ですよ。
すぐに引っ越ししなきゃいけないし(笑)。
hana*さん:自分たちはジュルがもっと年寄りだと思っていました。
風邪の症状がかなりひどかったので獣医さんに連れて行ったら、「そんな年じゃないよ」って云われて。
多分3~4歳じゃないかな。って。
出産経験もあるそうです。
で、猫エイズキャリアだと云うこともわかって。
ジュルの鼻の下に、色が入っていますが、最初は鼻水だと思ってたんです。
同じ色の鼻水がずっと出ていたから(笑)。
で、風邪が治っても色が消えない。
あぁ~、ここに模様が入っていたんだ、って(笑)。
上:野良さん時代の鼻水ジュルちゃん
photo by 『ジュルのしっぽ』 下:きれいになっても、鼻水模様は消えません(笑)。 |