3)鳴き声について |
とても静かです。無駄に鳴くことはほとんどなく、遊んでほしいとかお腹がすいたとか、何か意味のあるときに鳴くことが多いです。集合住宅で飼われていても、よそのお宅に迷惑になるような声で鳴いたりはしません。
声のトーンは、体の大きなオスが甲高い声で鳴いたり、小さなメスががらがらのハスキーボイスだったりと、個体差があります。
4)色について |
ラグドールはシャム猫に代表される、ポイント柄の猫です。
ポイントというのは耳や手足、尾といった体の末端部分で、基本的にポイント部分に胴体よりも濃い色を持ちます。
色はシール(黒に近いこげ茶)、ブルー(濃いグレー)、ライラック(薄いグレー)、チョコレート(薄い茶色)があります。ライラックとチョコレートは劣性の遺伝子が揃わないと出ない色なので、けっこう珍しい色です。
これらの色に柄が組合わさってラグドールらしい外見になります。柄には、靴下をはいたミテッド、顔に逆V字の模様が入るバイカラー、手足の先が濃い色になるポイント、それから顔や手足にシマシマが入るリンクスがあります。
これらを組み合わせて、例えば、「ブルー・バイカラー」とか「シール・リンクス・ミテッド」とか呼ばれることになります。
また、きれいな青い目はとても印象的です。
5)他の猫との相性 |
どの猫種でもそうだと思いますが、子猫のうちから他の猫とならせば殆ど問題はなく、また大人になってからでも、1週間程度でだいぶ他の猫との生活に慣れてきます。
子猫のうちからならせば、猫だけでなく犬など他の動物とも仲良しになっている例がたくさんあります。
6)ブリーダーから一言 |
私たちがいつも願っていることは、巣立っていった子猫たちがうちにいたときより何倍も幸せになってくれることです。
みなさんがもしラグドールをご家族の一員として迎えられることがありましたら、子供のように優しく大事にしてあげてください。
少なくとも完全室内飼いだけは実行していただきたいと思います。あの運動神経では機敏に車をよけたり、他の猫との競争に勝てるとは思えません。
ラグドールは大事にされただけの愛情を飼い主さんに返してくれると思います。
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私、ガイドの戸松は長毛のこの手の猫に弱いので、写真を見ては「欲しいなぁ、可愛いなぁ」と独り言を言いながらの作業になってしまいました。
うちの猫が5匹だったら、間違いなく6匹目に迎えていた事でしょう。
いつか一緒に暮らせるといいなぁ、ラグドール。
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☆こんな猫と暮らしたいVol.1 仏貴族に愛されたシャルトリュー
☆こんな猫と暮らしたいVol.2 陽気なアメリカンショートヘア
☆こんな猫と暮らしたいVol.3 野性味溢れるオシキャット