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猫と一緒にお引っ越し2 猫を海外に連れて行く場合

海外転勤などで、日本から海外へ猫を一緒に連れて行く時に必要になる事のあれこれ。

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

記事:前ガイド戸松 佐恵美



昨今、お仕事の都合などで海外にお引っ越しをされる方も増え、私の所にも度々「うちの子も海外に一緒に連れて行きたいのだけれど、どうしたらいいのでしょう?」というご質問を頂戴します。
今回、掲示板でもこの事が話題になり、アメリカに住んでいる私の二人の友人の協力を得て、幸いにしてひとつの指針が見えて来たので記事にする事にしました。
この様ないきさつ故、本記事に関しては「アメリカへの出国例」なので、アメリカ以外の国へ行かれる方は、受け入れ国の大使館へ問い合わせをされて、その国の最新情報を得て準備を整えてください。
なお、目的地がアメリカでない場合でも、日本からの出国と、移動中の注意点などについては同じだろうと思いますので、ご参考にして頂ければ幸いです。

まず、アメリカに猫を連れて行く場合、次の3点を確認しておく必要があります。
日本から出国する際、日本の法律に従って出国の条件を満たしていること
移動の際に利用する航空会社の、ペットの飛行機利用のための基準を満たしていること
アメリカに入国する際、アメリカの法律に従って入国の条件を満たしていること


以下にそれぞれ、その詳細を書かせて頂きます。


◆日本からの出国について


日本の農林水産省動物検疫所のサイト(http://www.maff-aqs.go.jp/)をご確認下さい。
こちらのサイトに出国手続きに関する説明や連絡先等が掲載されていますし、電話やFAXで問い合わせても担当の係官がとても親身になって詳しく教えて下さいます。

**狂犬病の予防接種は必要?**

基本的には、猫の場合、出国に狂犬病の予防接種が要求されていないため、出国当日、飛行機のチェックイン前に空港の動物検疫所事務所に立ち寄り、検疫所所属の獣医師に簡単な健康診断をしていただいた上で、英文の「輸出検疫証明書(英文)」を作成してもらうという手続をするだけです。
所要時間はだいたい30分程度ですが、時期によっては混み合う場合があるそうなので、フライトの日時が決まったら、利用空港の検疫所に電話を入れて予約することをお勧めします。
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