記事:前ガイド戸松 佐恵美 |
みなさんは、今現在猫ちゃんと暮らしている方が多いと思いますが、猫連れでお引っ越しをした事はありますか?
私は桃太郎と栗之助の黒猫兄弟二匹だけの頃に、ペット不可住宅から、ペット可住宅へ道路一本挟んだ近距離でしたが一度だけ引っ越しをした事があります。
猫を連れて引っ越しをする時に、一番気を付けてあげなければいけないのは、何と言っても「脱走」です。みんなバタバタしているので、つい猫の事を忘れがちですし、引っ越し当日は人の出入りも激しくなりますので、猫がいつもとは違う様子に驚いて飛び出してしまって戻らなくなってしまった、という話は度々耳にします。特に完全室内飼いで飼っている子はいつも出た事のないお外に出ただけでパニックを起こしてしまいがちですので、気を付けてあげたいですよね。
お引っ越しをする場合、出来れば荷物を運び入れる前に猫ちゃんたちが寝る場所にする毛布と、食べるものとお水、それから猫のトイレをお風呂場にセットして、まずは猫をお風呂場にお引っ越しさせるのが良い様です。
お風呂場には大きな家具は入れませんし、万が一普段と違う様子で粗相してしまっても簡単に洗い流せますし。
お風呂場のドアには大きな字で「中に猫がいます。絶対に開けないで」と紙に書いて貼って置けば、間違って開けてしまって脱走してしまう事もないですよね。
荷物を全部運び入れて、一段落つくまで、可哀想ですが猫ちゃんたちにはお風呂場にいてもらえば人間もあまり猫の事を気にせずに片づけに専念もできます。
うちのケースはこれで大成功しましたが、お風呂場から出したらしばらくはへっぴり腰で室内を歩き周り、押入の奥などに潜り込んでいましたが、二日もしたら我が物顔で部屋を縦横無尽に走り回る様になっておりました。