離婚/離婚を決意する前に

離婚話の切り出し方……相手を逆上させない方法

離婚問題がからんだ事件がよく起きています。夫が妻が、被害者・加害者にならないための一策『相手を逆上させない離婚話の切り出し方』についてまとめました。離婚問題に直面している方は、離婚を事件にしないように注意を払いつつ、慎重に事を進めていかなければなりません。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

<目次>

離婚話の切り出し方! 離婚を事件にしないよう注意

離婚話の切り出し方とは

おとなしい人ほどキレると怖い?

離婚カウンセラーの岡野あつこです! 離婚問題がからんだ事件がよく起きています。加害者を知る人がよく「そんなことをするような人には見えなかった」とか「真面目で子煩悩ないいパパだったのに―」「挨拶もきちんとするし、穏やかな人ですよ」などとコメントしているのを見たことがある方も多いでしょう。

つまり、離婚という大きな問題に直面すると、日頃どんなにしっかりした人物でも、正体を失い自分自身思わぬ行動に走ってしまうことがある、ということなのです。

「離婚問題を抱えている=事件に発展する危険を抱えている」ということですから、離婚問題に直面している方は、離婚を事件にしないように注意を払いつつ、慎重に事を進めていかなければなりません。
 

離婚話は決して感情的にならないで

特に離婚話を切り出すときが最も危険なとき、ということは言えます。言われた側は自分の立ち位置がその瞬間を境に激変し大変なショックとダメージを受けることになります。

逆上するとしたら正にこのときなのです。ここをピークに、離婚を切り出されてしまったという状況には日々少しずつ慣れて落ち着いていきます。ですから、離婚を切り出すときは、どんなに腹の立つ相手であったとしても、逆上させないように思いやりながら穏やかに話を進めなくてはならないのです。
 

離婚を切り出すときは穏やかかつ冷静に

今日が離婚記念日ね……カンパイ

今日が離婚記念日ね……カンパイ

「離婚を切り出されカッとなって―」「離婚話に逆上し―」という事件が起こります。昨日まではただの夫婦として生活をしてきたのに、今日はもう加害者と被害者とになってしまうわけです。事件の当事者にならないためにも、離婚を切り出すときは、以下の点に注意をしてみてください。

■相手を逆上させない離婚話の切り出し方
  • あえてレストランやカフェを場所に選ぶ
  • 第三者に立ち会ってもらう
  • 必要な案件のみなるべく手短に伝える
  • 不満や恨み辛みといった感情は胸にしまっておく
  • 離婚したい理由は慎重に言葉を選ぶ
  • 相手を傷つけたり怒らせるようなことは言わない
  • わざとらしくならない程度に褒め言葉も交えてもよい
  • 話がまとまらなくても1時間以内で切り上げる
離婚を切り出した後は、離婚そのものの合意や離婚条件など、まだ話し合わなければならないことがあります。その際も、なるべくふたりきりで話し合うことはせず、第三者に立ち会ってもらうようにします。

よりオススメなのは、代理人(弁護士等)を通して話を進めることです。心理的な負担がかなり軽減されますし、感情のぶつかり合いも避けられることから身の安全も確保できます。自分は大丈夫と思っていても、万が一、ということもありますから、気をつけて離婚問題を乗り越えてくださいネ!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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