9:15 ペーター教会
ミュンヘンっ子には「アルター・ペーター」の愛称で呼ばれているペーター教会は、マリエン広場の南側にある教会。ミュンヘンで最も歴史のある教会で、その起源は12世紀。現在の外観は14世紀のルネサンス様式で、内部は18世紀のロココ風になっています。聖ペーター教会の塔に登ると、ミュンヘン旧市街の見晴らしが最高ですが、今回は教会内部の見学だけで我慢して先に進みましょう。
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Peterskirche(ペーター教会)
見学時間:毎日7:00~19:00(水曜午後と礼拝時除く)
9:30 フラウエン教会
ミュンヘンのシンボル、フラウエン教会
マリエン広場からもヒョッコリ見えるネギ坊主の双子の塔。この持ち主はミュンヘンのシンボル、フラウエン教会。マリエン広場から徒歩約3分のところにあります。1468年から20年かけて建てられた後期ゴシック様式の大聖堂で、目印の2本の塔は高さは99メートルと100メートル。聖堂内部は無駄な装飾が省かれ、白く輝く荘厳さ。朝早くの見学では、空気も一層清らかに感じられるはず。入口近くには「悪魔の足跡」と言われる大きな足型があるので、記念に自分の足と大きさ比べをしてみましょうか。
フラウエン教会の裏通りを抜けると、カフェやブティックが立ち並ぶテアティーナ通り(Theatinerstrasse)に出ます。次の目的地オデオン広場は、テアティーナ通りを北上すること約5分です。
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Frauenkirche(フラウエン教会)
見学時間:土~水曜7:00~19:00/木曜7:00~20:30/金曜7:00~18:00
10:00 オデオン広場
威風堂々たる将軍堂はオデオン広場の中心的存在
オデオン広場に彩りを添えるテアティーナ教会
ミュンヘン旧市街の北端に位置するオデオン広場。ミュンヘンは20世紀初頭までバイエルン王国の都でしたが、この広場には王都の趣が今でも漂うかのよう。広場中央にはバイエルン軍の将軍たちを称えて建てられた将軍堂(ドイツ語ではフェルドヘルンハレ)、その隣にはクリーム色のバロック教会、テアティーナ教会が立っています。どちらもバイエルン王家ヴィッテルスバッハ家由来の堂々たるモニュメントで、記念撮影にもぴったり。オデオン広場からは、レジデンツ(王宮)が一層きれいに見える庭園ホーフガルテンへも入れるので、ここでも記念撮影をどうぞ。
10:15 レジデンツ
ホーフガルテン側から見たレジデンツ
レジデンツには美しい中庭もあります
ミュンヘン旧市街のハイライトは、かつてバイエルン王家の居城だったレジデンツ。バイエルンを治めていたヴィッテルスバッハ家が、1508年から1918年にわたって、華やかな宮廷文化を築き上げた城です。レジデンツ博物館として公開されている城内をじっくり見学したいところですが、ヴィッテルスバッハ家の王冠や装束などにも興味があるなら、併設の宝物館まで駆け足で回ってしまいましょう。さらに10分程度の余裕があれば、レジデンツ内の華麗なるオペラハウス、キュヴィリエ劇場も見学できますよ。
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Residenz(レジデンツ)
開館時間:4月~10月17日 9:00~18:00/10月18日~3月末 10:00~17:00
入場料:大人6ユーロ、学生5ユーロ