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オーガニックワイン広報・長谷川浩代(2ページ目)

エコな職業人、オーガニックワイン専門店マヴィ広報長谷川浩代さんをインタビューしました。フランスで触れたオーガニックの素晴らしさ、ロハスな考え方を教えてくれます・・・

執筆者:山本 なほ


なぜオーガニックか?答えは簡単。ワインのぶどうって洗わないんです。

店内

長谷川さんが広報を務める「赤坂マヴィ」は、フランス、イタリア、ドイツなどなどヨーロッパのオーガニックワインを取り扱っています。ただオーガニックなら良いというわけではなく、全ての生産地に出向き、信頼できる農家であるかを選別し、目で確かめて納得した品質のもの、さらにEUのオーガニック認証を取ったものだけを輸入しています。
ではなぜ身体のため、環境のためにオーガニックワインを選ぶことが必要なのでしょう?長谷川さんはこう答えます。
「ワインはぶどうをつぶしただけでできるお酒です。ぶどうの皮に付着する酵母菌とぶどうの糖分がアルコール発酵しワインは作られます。だから、ぶどうは絶対に洗わないんですよ。畑の環境、しいては土の味がそのままボトルに詰められると考えてください。ぶどうは、ただでさえ虫が付きやすく、大量の農薬散布をする畑も少なくない。シンプルなものだからこそ、原料や製造工程にこだわるべきです。」

おすすめのこの一本はこれ!

ワイン
サン ニコラ ド ブルグイユ グラヴィエ ・ドメーヌ デュ モルティエ商品詳細はこちらへ

マヴィで購入できる、おすすめのオーガニックワインもご紹介いただきました。【サン ニコラ ド ブルグイユ グラヴィエ ・ドメーヌ デュ モルティエ】「フランスロワール地方のカベルネフラン種100%で、バランスの良い赤ワインです。2004年は、フランスオーガニックワインコンクール銀メダルを受賞した実力派ながら、なんと30代の若き兄弟が育てています。今後も期待度の高い一本としておすすめしています。」

長谷川さんはこんな風にワインを解説してくれます。「ぶどう摘みって、すごく重労働ですよ。日本のぶどうの木と違って背が低いので、常に中腰で作業しなくてはいけない。はじめは、朝露に濡れてキラキラ光るぶどうが宝石みたい!なんて感動しますが、それも束の間、30分後には無言で自分と戦う(笑)。手摘みは想像以上に大変です。」「この農家はいまだに足でぶどうを踏んで作っています。気の遠くなるような作業も、彼らは苦労を惜しまないのです。」「このワインを作っているご夫婦はとてもいい人で・・・・」
生産者の方の顔や、想いが伝わるエピソードが満載でとても新鮮でした。一本が完成するまでの背景が見える気がしますよね。


次ページは、長谷川さんとワインの関係について
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