薄型テレビを壁に固定する、パーテーションに組み込むには


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パナソニックビエラのTH-50Z1を壁掛けしたイメージ。アンテナ線など各種の接続は別体のチューナーへ。本機はワイヤレス無線にもオプションで対応する。壁掛け設置には、壁裏の補強とCD管の貫通、電源の配置などの各種の下準備が必要だ


薄型テレビは登場時「壁掛けテレビ」とも言われ、インテリアに一体化し情報の窓になる壁面固定に夢が膨らみました。しかし、これだけ薄型テレビが普及した今、実際の家庭の使用での壁掛け比率は一割未満と見られています。

その理由として、主に日本の住宅の躯体構造を挙げることが多いようです。ツーバイフォーなら比較的対処しやすいのですが、木造在来工法の場合、構造材の間隔が開いており、新築時やリフォーム時に特別な補強をしないと、薄型テレビの荷重を受けることができません。

また、鉄筋工法で作られた住宅の場合など、壁裏の強度が十分な場合でも、美しく設置するために、配線や電源コードの隠ぺい処理を考えなけれななりません。新築時にあらかじめ壁掛けする位置を決め、壁裏に電源コードやHDMIを貫通させる配線用のCD管を通しておくなどの前準備が必要です。

それでは、実際に薄型テレビを壁掛けする場合、どうすればいいのでしょうか。これまで壁掛けに最も積極的だったテレビメーカーがパイオニアで専門部署を擁するほどでした。しかし、今年度中のテレビ事業からの完全撤退が決まり、現在、メーカーとして対応してくれる会社がありません。

一方、大手量販店はクレームに神経質なので、最初から壁掛けには対応しないと考えてください。

そうなると、以下の方法があります。

■新築、リフォーム時に工務店や電気工事店に依頼
■テレビ専門工事会社に工事依頼する
■(自己責任の下)自分で取り付ける

初心者に三つ目は推奨できません。二つ目のテレビ専門工事会社の例を紹介しておきます。

棟梁ドットコム
デジタルマックス
エース・オブ・パーツ

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都心のマンションのリビングにパーテーションで仕切り、それに薄型テレビを部材のように組み入れた例


大型LDKなどで空間を仕切るパーテーションに薄型テレビを部材の一部のように組み入れる方法もあります。この場合、建築工法の制約を受けませんし、隠蔽配線も容易です。マンションなどで竣工後に導入できる利点がありますが、テレビの買い替えが難しくなります。

一般的に壁掛けに「これ、いいわ」と真っ先に反応するのが女性なら、いざ購入という段になって冷めるのも女性といわれます。特に主婦層は、一日の多くをリビングで過ごしますので壁掛けしてテレビの位置が決まってしまい、模様替えがしにくくなることを嫌うのです。

そうはいっても、50V型を越える大型画面の場合、壁面にスッキリ固定された美観には他の方式に変えがたい魅力と落ち着きがあります。新築やリフォームの予定がおありなら検討してみるといいでしょう。

壁掛けはいったん固定してしまうと調整が難しいので、ソファの位置と画面中心の高さの一致に十分に注意してください。

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