あえてスタンバイ中の新製品でなく、
現行のベストセラーを選ぶ理由
大画面のフラグシップ機を紹介することの多いこのページですが、もうすぐ新生活期。4月までの3カ月、手軽に買うことの出来るエントリークラスの薄型テレビを毎月紹介していきましょう。プロデューサーのS氏からのリクエストはズバリ「実売10万円以内」。ホームセンターなどで探せば、サードパーティ製やノーブランドの液晶テレビ、プラズマテレビが驚くほど安い価格で販売されています。しかし、本サイトの趣旨は、テスト機をガイド宅で実際に見て聴いて使って評価を下すこと。広報が貸し出し対応機をちゃんとスタンバイしているメーカー製に限定することにします。
第一回はテレビのトップメーカー、パナソニックの20V型地上、BS、110度CSハイビジョン液晶テレビ、TH-20-LX70です。画面解像度は1366×768のW-XGAハイビジョンテレビです。
2007年1月に発売されて以来ベストセラーを続けるTH-20LX70。アクトビラもVIERA LINKにも対応済みだ |
実は新製品のTH-20LX80がすでに発表になっていて2月15日には全国店頭にお目見えするはずです。それではどうしてTH-20LX70を選んだかという話をこれからします。
テレビの世界は新製品が登場しても、それまでの製品(在庫品)の価格が下がって当分は併売されます。それだけ、スケールメリットが重視される業界なのです。新製品との性能、機能の差がそれほど大きくければ、現行製品は「買い」です。
TH-20LX80のLX70からの最大の変更点は、新しいIPS製パネルが採用されたこと。しかし、視野角178度は変りません。さらに、新「WコントラストAI」を採用しています。VIERA LINKやアクトビラ(インターネット動画サービス)への対応もLX70ですでに果たしています。
さて問題は実売価格です。価格.comの表示価格はコワクて書けません。2月15日発売のLX80の予想実売価格が110,000円(phileweb)、ヨドバシカメラで99,800円(10%還元)であるのに対し、LX70のヨドバシカメラのウェブサイトでの表示価格は64,800円(15%還元)となっています。専用TV台TY-VD2302 16,130円(10%還元)を足しても、80,930円。
いやあ、安くなったものです。インチ一万円なんていっていた時代はいつだったのでしょうか。「10万円以内でお願いします」というS氏の条件にピタリじゃないですか。
今回はそのTH-20LX70を「もうすぐ、LX80が出るんですけど。それを織り込み済みでお願いします」というパナソニック広報からお借りして「買い得度」をチェックしました。
次のページでは、TH-20LX70でBSハイビジョン番組とハイビジョンディスクを受信・再生してみましょう。