モダンなデザインと映像感覚がキラリと光る、
三菱のスタイリッシュなフルハイビジョン「京都HD1080」

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ベゼルを大幅に細くした大胆なデザインが目を釘付けにする。しかも、本当に見やすい。照明を暗くして「LCD-H46MZW75」の映像を見ていると、独特の感覚があって楽しい

三菱電機はブラウン管時代、鮮鋭な画質とマニア受けする機能のCZシリーズで、オーディオビジュアル時代の開幕を担ったテレビの名門です。同社のテレビ工場は、京都府長岡京市にあることから、今回「京都FULL HD1080」のバッジを冠して新しいMLZシリーズをデビューさせました。

「LCD-H46MZW75」はその46V型です。現在薄型テレビは前面パネルが艶消し派(ノングレア)と光沢パネル(グレア)派に分かれています。両者は一長一短なのですが、「LCD-H46MZW75」は光沢派を代表するテレビです。

外観からわかるもう一つの特長は、昨年から採用の狭ベゼルフレームです。サムスンのPC用から発展したパネルで、駆動電極を改良して画面周囲の額縁がスッキリ細くなりました。

液晶パネル「DIAMOND Panel」は従来の8bitから性能を上げた10bit、しかも動画ボケの少ない倍速120Hz駆動です。映像回路はDIAMOND Engine PRO2、他にフィルム系24pの信号を検出して120コマを生成する「なめらかピクチャー」、従来のテレビから色再現の幅を広げたx.v,Color、HDMIの相方向インターフェースで他の機器の電源オン/オフを行うREALINK(リアリンク)、子供やお年寄りの視聴負担を配慮した「家庭画質モード」を搭載するのも特長です。

ブラウン管時代から、三菱のテレビは鮮鋭感に特徴があります。S/Nや見やすさを狙うより、シャープでくっきりした絵なのです。ただしこのLCD-H46MZW75は、昨年の製品(MZ70)に比較して尖った面がやや影を潜め、マイルドな印象を受けました。

シネマモードで『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を見ると、近景と背景の立体感があざやかで、重厚で絵画的な画に思わず見とれます。この映画は三菱が液晶方式の中でベストでした。調整範囲が大きくこうした特徴のある映像に強いテレビです。

サウンドにも凝ってます。DIATONEサラウンドは、自然な広がり感を狙ったもので、ビクターほどの立体感はありませんが好感が持てる音質です。DVDの画はやや甘く感じられました。最後に、ベゼルが細いのは非常に見やすく、リビングに置いたらさぞかし素敵でしょう。

・画質総合       ★★★☆
・動画対応       ★★★
・機能・パッケージング ★★★☆
*★=1点、☆=0.5点

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