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日立UT-32HV700が我が家にやってきた!(3ページ目)

薄型テレビから「超」薄型の時代へ。その第一弾が日立のUT“Ultra Thin”シリーズです。年末に発売が予定されている32V型のUT-32VHV700を発売前に自宅リビングにお預かりしました。印象記をお届けします。

大橋 伸太郎

執筆者:大橋 伸太郎

テレビガイド


日立UT32-HV700をリビングにセッティングしてみよう


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UT-32-HV700の背面の眺め。「バックシャン」(古い!?)という言葉が似合う世界唯一のテレビかもしれません。放熱孔が上下に水平に並んでいるのに注意。自然対流を使って下から入った空気が熱を上に逃がしていく。日立のメインフレームや大型サーバーで実証済みの技術の応用だ

ガイドの自宅リビングにUT32-HV700をセッティングしてみました。取り扱い説明書はまだ出来ていないので、「常識」に従って接続します。UT32-HV700はテレビ本体とデジタルチューナーでHDD録画機能を持つWoooステーションの2ピースに分かれています。

超薄型化を期に、数世代前のWoooの形式に戻ったわけですが、2ピースは一体型に比べた場合一長一短で、特に使いにくいわけでもありません。両者はHDMIで接続し、1.5mの長さのケーブルがちゃんと同梱されています。ガイドの知る限り、HDMIを同梱したテレビはWoooの37V型プラズマテレビが最初です。

UT32-HV700の本体は360°デザインで、裏側がプレーンな仕上げで実にきれいです。機械部分は目に付かないよう隠してしまっているので、取説がないとどこに接続部、AC電源の差込口があるかわかりません。本体を横倒しにして隅々まで探すと、あった! パネルの下にありました。これでWoooステーションと接続完了です。

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UT32-HV700に付属のWoooステーション。BS/地上デジタルチューナーでHDD録画機能を持つ。着脱可能のHDD、iDVR(アイヴィー)スロットを持つ。(iDVR-Sカセットは別売)テレビ本体とHDMIで接続する。


読者の皆さんは、きっとこう思われるのではないでしょうか。「ブルーレイディスクプレーヤーやDVDプレーヤーとHDMIで直接つないで本体をモニターとして使えないの?」と。

ちゃーんと使えるんですね、これが。UT32-HV700には「モニターモード」があります。ですから、UT32-HV700を単独の液晶モニターとしてスクリーンの大画面と併用したり、書斎のデスクで再生専用機と組み合わせて映画を見る使い道もあるわけです。

「中画面」サイズで超薄型のUT32-HV700は、どうセッティングするのが理にかなっているでしょうか。今回は普段から使っているAVボードにセッティングしましたが、ガイドはメーカーが同時に用意したフロアスタンドTB-LSZ0081に興味を持ちました。

フロアスタンドと一体化したUT32-HV700はとてもスマート、長めのHDMIを使って接続しておけば、本体の軽さを生かして、ヒョイと持ち上げてリビングの中を自由に移動ができそうです。別売りのワイヤレス送受信ユニット(TP-WL700H)を使えば、本体とWoooステーション間を無線化することも出来ます。ただし、本体と受信部、Woooステーションと送信部の間を両方ともHDMIで外部接続しなければなりません。

固定型と角度可変型の二種類の壁掛け金具も用意されていますが、日立が期待を込めてアナウンスするように、超薄型になって壁掛けが増えるかというと、ガイドはそう考えません。日本には以下のような日本の事情があるからです。

・販売効率を重視する家電量販店各社が壁掛け工事に消極的
・中画面(30V型台)までの液晶は、壁掛けすると視聴距離と視野角の点で見づらい
・借家に壁掛け工事はムリ
・奥さん族はリビングの模様替えが好き。テレビを置く位置を一箇所に固定するのは不便

次ページでは超薄型テレビUT32-HV700の映像をチェックします。
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