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全てフルHD!BRAVIA第三章始まる(4ページ目)

ソニーの液晶テレビBRAVIAがラインナップを一新しました。今回は40V型から70V型まで、X、W、Vの3系統6シリーズ、全15機種を発売、その全てがフルハイビジョンです。リーズナブルな価格設定も注目されます。

大橋 伸太郎

執筆者:大橋 伸太郎

テレビガイド

リッチな大画面52V型だけでX、V、Wの3シリーズ
どこが違う、どれを選べばよいか

今回の第3世代BRAVIAは総じて、現在最高水準のフルハイビジョン液晶テレビといえるでしょう。色彩の豊かさ、黒浮きを抑えたガッシリしたコントラスト、それにソニーのテレビらしい解像感が帰ってきました。

液晶パネルの違いは、X5000とW5000上位2シリーズが動画を滑らかにする120Hz駆動で“モーションフロー”搭載、V5000は60Hz駆動です。結論を言ってしまうと、この3機種から、ガイドはX5000かW5000をお薦めします。

回路系を比較しても、上位2シリーズはDRC-MFv2.5を中心とした“ブラビアエンジンプロ”Vシリーズは通常のDRCの“ブラビアエンジンEX”になります。X5000とW5000は同時視聴してもその差はほとんど認められませんが、V5000は画質の密度感や動きの滑らかさで差が感じられます。

「液晶とプラズマのどっちを買ったらいいの?」で紹介したように、液晶テレビは日本の一般的に明るい視聴環境に強く、日常の視聴機会でクッキリシャッキリした画質の良さが発揮されます。スポーツコンテンツを始めテレビのアクティブな番組を日常楽しむことが多い方にお薦めしました。液晶テレビの弱点だった動画ボケを改善したX、Vは長時間視聴した時の眼の疲労が少ないと考えられます。

X5000とW5000の違いは、ベゼル(額縁)の違いで機能に変わりはありません。Xは画面周辺にアクリルを配したファンシーなデザインで本体色は6色から選べます。Wはダークなアルミのフレームになります。本体は一色だけです。つまり、好みの問題でしかありません。

価格を比較すると、X5000の予想実売価格が\580,000、W5000が\550,000、V5000が\510,000と比較的狭い幅の中に収まっています。だったら、上位二機種から選ばない手はないでしょう。

お節介を言うようですが、「演出」は飽きやすいものです。インテリアとの兼ね合いで特別な外装色が欲しいのなら別として、ガイドならKDL-52W5000を買うでしょう。
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