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夏、受験勉強天王山の効果的な過ごし方(2ページ目)

夏休みは現役生にとって、学校の勉強に左右されず受験勉強に打ち込める時期でもあり、その長さから苦手な科目を克服するにも最適な時期でもあります。とはいえ、具体的に何からはじめていけばいいのでしょうか?

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

2次試験対策はどうする?

大学発表による2次試験の最低ラインを見てみると、07年度東大合格者最低点は、理3の70%は高いとしても、最も低い理2で55%で、平均で見ると60%でいいことがわかります。40%は計算上捨てられるということですね。問題が多い東大、北大、阪大の場合、いかに効果的に時間を使って得点するかが非常に重要になってきます。

まずは、50%が取れるような勉強方法で、確実に合格に近づけていけます。満点を取ろうとするとできない問題にとらわれ、いたずらに時間を浪費し、自滅することになります。

そのためには記述練習がどうしても必要になってくるので、先生、指導者から添削を受けるようにしておいてください

センターと2次試験の勉強配分

夏はまずセンター対策に60%、2次対策に40%ぐらいを割り当てることを目標にするといいでしょう。センター試験は効果が出やすく、模試などで成績があがりやすい傾向にあります。反対に2次試験は自分の国語力や常識力問題もあり、なかなか効果が出にくく、地道に努力を重ねる必要があります。同じ教科にこだわらず何時間もムダにせず、理系科目を交互になるように計画を立てると気分が変わり効果的。

初学者ほど理想的な計画を立てすぎ、破綻して失敗することが多い傾向にあります。自分の立てた計画の半分ぐらいを目標にしておくと精神的な負担は少ないもの。無理のない計画で、実際より多く解けたと思った人が実り多い秋を迎えられるでしょう。



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