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夏、受験勉強天王山の効果的な過ごし方

夏休みは現役生にとって、学校の勉強に左右されず受験勉強に打ち込める時期でもあり、その長さから苦手な科目を克服するにも最適な時期でもあります。とはいえ、具体的に何からはじめていけばいいのでしょうか?

吉田 敦彦

吉田 敦彦

学習・受験 ガイド

河合塾の英語科専任講師を経て、代々木ゼミナールで19年間活躍する現役トップ講師。最近は活動の幅を広げ、各大学のオープンキャンパスや高校で受験対策について講演。これまで多くの受験生を合格に導いてきました。複雑で多岐に渡る大学入試の実態をわかりやすく解説し、攻略法をアドバイスします。

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夏休みは現役生にとって、学校の勉強に左右されず受験勉強に打ち込める時期でもあり、その長さから苦手な科目を克服するにも最適な時期でもあります。とはいえ、具体的に何からはじめていけばいいのでしょうか? 

センター試験を意識し、主要教科を中心に取り組む

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夏を制するものは受験を制するとも言われる夏。効果的に過ごすにはどうしたらいいのでしょう?
テスト主要教科を必ず中心にすえること。これに尽きます。たとえば、受験校で配点が重視されていない社会(これは受験校によって異なります)を中心に勉強することは大きな間違いで、一般的に配点のより高い英語や数学といった教科を中心に取り組みます。

なかでもセンター試験をまず中心に考えた方がいいでしょう(特に国公立を考えている受験生は)。単純に2次試験で得点を稼ぎ出すより、センター試験で稼いだほうが楽だからです。ゆえに苦手な分野があると致命的。対症療法的にでもいいので重点的に苦手分野を克服しておきましょう。

たとえばセンター試験英語で長文が特に苦手な場合、それだけを重点的に問題を解いて、「なぜ間違った?」「どの部分の解釈が不十分?」を徹底的に分析し対策を立てておくなどしておいたほうがよいでしょう。数学の場合はセンター過去問をざっと一度解き、特に苦手な分野だけを集中して学習します。

解答や説明を読んでわからないレベルであれば、家庭教師や個人経営の小さな塾に行きましょう。大手の予備校では流れ作業的に授業が進行し、ついていけないからです。

夏休み前と夏休み後に模擬試験を受け、自分の対策が十分だったか調べてみるのもいいですね。思っていたような効果が上がっていると、勉強に対する意欲が倍増します。それだけでなく、対策ポイントの解答例が自分と合っているのか違うのか解答プロセスを得ることができ、学力の成長も見ることができます。

>>2次試験対策はどうする?>
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