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参考書・問題集、失敗しない3つの選び方(2ページ目)

新学期前になると、どうしてもなぜか衝動的に購入してしまいたくなる参考書。本屋の参考書コーナーへ行ってもその膨大な量に呆然……。そんなことにならないよう3つのポイントをお教えします。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

2.どんな参考書・問題集を購入するか?

A.短期習得用 数冊
まず自分の苦手な分野を知るために、薄くてやりやすい問題集を一冊手に入れます。このような自習用の問題集は様々な出版社から出ています。これをサッとやって、苦手な分野を発見しておきます。

B.長期習得用 1冊
いわゆる参考書と呼ばれる分厚い本も必要です。最初に薄い問題集で発見した苦手箇所を分厚い参考書でさらに深く学習します。たとえば英語の場合、日栄社の「30日完成」(かなり有名)で文法を勉強したあと、特に苦手と思われる仮定法、関係詞、準動詞、比較を旺文社の「ロイヤル英文法」で掘り下げて勉強しておきます。このような分厚い参考書は1冊を通読するよりは、問題を発見するたびごとに調べて、疑問点を解消するのに使うのです。

購入する時は自分が理解できている範囲を読んでみて、説明がわかるかどうかが大きなポイント。読んでわからないようであれば、ちょっと難解すぎることでおすすめできません。

数学では、自分の苦手な範囲が理解できたらその部分に関する問題集の部分をすべて切り取って、1冊にまとめて集中的に学習すると効果的です。問題集・参考書は綺麗なまま保存しておいてもまったく意味がありません。使ってなんぼなのです。

>>3.参考書・問題集、選ぶ際の判断基準>>
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