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参考書・問題集、失敗しない3つの選び方

新学期前になると、どうしてもなぜか衝動的に購入してしまいたくなる参考書。本屋の参考書コーナーへ行ってもその膨大な量に呆然……。そんなことにならないよう3つのポイントをお教えします。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

1.できるだけ参考書は買わない

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基本的には教科書重視。現在もっている参考書や問題集を生かそう。『ロイヤル英文法』は英語参考書でおすすめの一冊
成績がなかなか上がらない生徒ほど、最後まで参考書(どの教科も)をやりきらないうちに新しい参考書を買ってしまい、また途中で止めては、新しい参考書を買う……。そんな繰り返しをしています。

受験参考書の出版会は、春と夏が大きなかきいれどき。そのあたりに新刊本を並べられるよう、出版計画を立てています。そこに戸惑うことなく本当に必要な参考書だけを買うようにしましょう。

そのためには、今ある参考書を有効利用したほうがいいです。つまり、最後までやっていない参考書を最後までやってしまうことが最善の方策。ベストの参考書があるがどこかにあるはずだ!と錯覚してしまいがちですが、実際は参考書も一長一短。ただ、やりぬけばそれだけの力は身についていきます。

不安があるのなら、現在持っている参考書・問題集をすべてそろえ、身近な教師にそれを使っていいかどうか確認をしてください。そこで使えると言われる参考書や問題集を最後までやってしまいましょう。

ちなみに活字離れと18歳人口の減少が主な原因で、現在の受験出版産業は衰退の一途をたどっていると言われています。年間で数千冊売れればヒット作とも言われるくらい。ある出版社は「大学入試問題正解」を出していましたが廃刊に。大手予備校の駿台も「青本」と呼ばれる入試問題正解を有力校に限定するようになっています。

>>2.どんな参考書、問題集を購入するか?>>
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