今回は、城崎温泉にほど近い津居山港で水揚げされる津居山ガニをご紹介します。
前回ご紹介した間人(たいざ)ガニの記事はこちら。
カニ一色になるあの温泉街で
使われているカニは……
「津居山ガニ」のタグの色は青。写真はこの後ご紹介する「えの本」のカニ料理。小さめのオスガニはボイルで。焼きと茹で、2種のミソの味が楽しめる。セイコ(メス)の場合もボイルになる |
もちろん、かの有名な城崎(きのさき)温泉も同様だ。
「1泊2食カニフルコース1万円~!」
こんな宣伝につられてたくさんの人たちがやって来る。
しかし……。宿で使われているカニのほとんどが、輸入物だということをどれだけの人が知っているだろうか。
車で約10分の場所に、津居山(ついやま)港があるにも関わらず、地ガニを使っているのはほんの数軒だけ。
悲しいかな、これが現実なのだ。
味も価格も大満足!
探せば穴場はあるもんです
津居山港は間人港のお隣。実は2つの港に水揚げされるカニはほぼ同じ漁場で生息しているものだ |
と思う人もいるかもしれない。
でも広告をよく見ると、「カニ解禁!」のようなイメージ語句は書いてあっても、地ガニであることは一切書かれていない。
たとえ「津居山ガニ使用」書かれていても、それは刺身の足2本だけ、ほかはロシア産の冷凍、なんてことはザラなのだ。
これは城崎に限らず、どこも似たり寄ったり。
そんな現実に直面しながら、探して、探して、見つけだしたのが、津居山港の対岸にある「えの本」(城崎温泉ではない)だ。
な、なんと、「えの本」は地ガニ1杯半を使って2万円(!)という、驚きの料金設定。
ちなみに、「1泊2万円は高い!」という言うお客さんのために設定されているという輸入ガニのコースは14,000円。輸入、地ガニの半々の場合は17,000円、とさらに安い。
どうしてこんなに安いのか……?
そのヒミツは、次のページで。
「穴場」をお探しの方、必見ですよ!