大原野神社と言っても
大原ではありません
大原野神社周辺には、広大な林もあって散歩に最適 |
大原野は有史以前から開けていた土地で、都が平城京から藤原京に遷都された際、桓武天皇は、しばしば大原野で遊んだということです。藤原氏の人々が美しい風景を愛でて、氏神の春日大社の分霊を祀ったのが大原野神社の起源です。
藤原氏の人々は、女の子が生まれると中宮になれるようにとこの神社にお参りし、めでたくその願いが叶うと、美しく行列を整えてお礼参りをするのが習わしでありました。とりわけ、中宮彰子とその父藤原道長、中宮付きの女官である紫式部が参列した行列の絢爛さは、目を見張るほどであったということです。
重なり合う色づいた葉が美しい |
春日大社のご分霊だから
当然、鹿もいます
広いご神域には紅葉の木が多く、天気のよい日に訪れると、とりどりに重なり合って、そりゃもう美しいです。春日大社のご分霊を祀った神社なので、鹿もいます。
角のないメス鹿 |
角のあるオス鹿 |
と言っても、こちらは生きた鹿ではなく、鹿の像が狛犬のように置かれています。角がある子と角がない子。つまり、オス鹿とメス鹿です。つぶらな瞳がとてもかわいいです。
●大原野神社のホームページはこちらです
次のページは、勝持寺です。桜が多いため花の寺と呼ばれますが、紅葉も素晴らしい。大原野神社からは歩いて行けます