奈良編
秋の浄瑠璃寺と岩船寺
正倉院展をめぐる
世にも美しい秋の浄瑠璃寺 (ただし、ツアーの時期は、まだ紅葉していないと思われますが…) |
コース詳細 梅田または難波発
奈良にほど近い当尾の里へ。
浄瑠璃寺、岩船寺
奈良名物、茶粥のランチ
奈良国立博物館にて正倉院展見学
奈良公園周辺を自由散策
(東大寺の諸堂、興福寺の国宝館などをお勧めします)
日程/10月27 28 30 31
11月4 5 6
ポイントその1
浄瑠璃寺近辺には、野菜や漬物の無人販売所がいっぱい |
浄瑠璃寺は、奈良にほど近いが住所の上では京都府内の、「当尾の里」と呼ばれるエリアにあります。周辺は、石仏や野菜の無料販売所などがあるひなびた山間の里です。
浄瑠璃寺には、九つの阿弥陀如来像があります。人が亡くなると、阿弥陀様が迎えにきて極楽浄土に連れて行ってくれます。その迎え方は、その人が生前に積んだ徳によって、九つのレベルに分けられます。徳の高い人はすばやく華やかに、それほどでもない人はそれなりに。その九つの段階ごとに担当する阿弥陀様がいるので、ここには、九体の阿弥陀如来像があるというわけです。
ポイントその2
麗しの吉祥天女像浄瑠璃寺のもう一人のスターは吉祥天女様です。秘仏なので、普段はお厨子の中に隠れていらっしゃいますが、お正月と春秋のそれぞれ二ヶ月間は、その麗しいお姿を見せてくださいます。この時期はちょうどそれに当たっていてラッキー!
●浄瑠璃寺の情報はこちら
ポイントその3
岩船寺の三重塔は平安時代の建物 |
浄瑠璃寺にほど近い岩船寺には、たいへん立派な阿弥陀如来像があります。10世紀を代表する堂々たる仏像です。象に乗った普賢菩薩も美しいです。静かな山間の寺の雰囲気も楽しんでください。
ポイントその4
大人気!正倉院展正倉院には9000点もの宝物があり、毎年この時期に行われる正倉院展では数十点が展示されます。今年は69点(うち19点が今回初めての展示)です。今回の見どころは優れた工芸品や貴人の装身具。天平時代の最先端のファッションをお楽しみください。
わたしが個人的に楽しみにしているのは、「椰子実(やしのみ)」という展示物。ホンモノの椰子の実に目鼻をつけた不思議なオブジェで、用途は不明だそうです。写真を見ると、あまりにもユーモラスで、どこか南の島で売っているお土産のよう。天平時代の人々のセンスは何だか不思議です。
ポイントその5
奈良公園をゆっくり散歩しよう |
正倉院展が行われる時期は、奈良がもっとも華やぐ季節です。奈良公園の鹿と遊んだり、3月堂、大仏殿などの東大寺の諸堂を拝観したり。また、この時期には、普段は見られない興福寺の北円堂、南円堂内陣、五重塔初層も特別公開されます。寺好き、仏像好きの方は、こちらもお見逃しなく!
●興福寺のホームページはこちら
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