よく見ればわかるようだけど
ぱっと見はやっぱり難しい
絵を描いたり写真を撮ったりするコーナーも設置されています |
わたしが友人たちと外出すると、よく皆さんにそんなことを言われます。いや、「いずれ葉桜、うば桜」(どっちにしろ、とっくに見ごろを過ぎている)かも知れませんが、とにかく、アヤメ、カキツバタ、花菖蒲の三つの花は、並べてみれば確かに違います。しかし、一つだけ見ると、アヤメだか花菖蒲だかよくわからないですね。
花弁の付け根の色
生える場所が違うらしい
この看板をよく見れば、三つの花の違いがわかる |
弁元に細長く白い筋があるのがカキツバタ
弁元に薄い黄色、白、紫色の網目模様があるのがアヤメ
弁元が黄色いのが花菖蒲
また、生える場所も、カキツバタは水辺、アヤメは乾いた土地でも育ち、花菖蒲は湿地を好むという違いがあるようです。
わたしの印象では、比較的小さめで清楚なのがカキツバタ、中くらいの大きさでやや派手なのがアヤメ、花が大きくて全体に派手めなのが花菖蒲、って感じかな。わたしは体と態度がでかいので花菖蒲、ということにしておきましょう。
カキツバタ、アヤメ、花菖蒲のより詳しい見分け方がこちらにあります
ちなみに、わたしが花として一番好きなのはカキツバタ。何年か前に、たまたま京都の太田神社のカキツバタ群生地に行き当たって、あまりにも美しかったからです。
京都、太田神社のカキツバタの群生ただし、見ごろは5月中なので、また来年ね~。
次のページは花菖蒲に関するさらに深いお話と、御苑の奥にある加藤清正の井戸についてです。