さらに下って
化野念仏寺に行く
化野念仏寺は、一人で旅する女性が多い |
それらは、長い歳月の間に土に埋まったり、あたりに散乱したりして無縁仏となりました。明治中期に、地元の人々がそれを集め、この寺に奉りました。そのためか、こちらの石仏群を眺めているだけで、人の命のはかなさやむなしさがひしひしと伝わってきます。二つの念仏寺に行くたびにいつも感じるのは、同じように石仏が並ぶ似た名前の寺でも、歴史やコンセプトで、まったく違った印象になるということです。人生もしかり。むなしいと思えばむなしい、楽しいと思えば楽しい。何事にも明るい面と暗い面があり、双方のバランスを取ることが、上手に生きるコツだと思います。
嵯峨野と言ったら
湯豆腐です
茶寮弁治の湯豆腐定食は、シンプルさが魅力 |
●茶寮弁治さんのホームページはこちらです
竹林を背景にした
街並みを見物しよう
竹製品各種がそろう井和井 |
竹を使って作った生活用品の店もあります。いろいろなものがあり、竹は昔から日本人の暮らしに欠かせないものだったとわかります。眺めて美しい、食べて美味しい、実用にも使えるの三拍子ですからね。発明王エジソンが電球を発明した際、フィラメントの素材として京都の竹を使ったのも有名な話。京都の竹は偉大なのだ!
しかし、昔のアメリカで、エジソンがどのようにして京都の竹の存在を知ったのかは、大きな謎。嵯峨野に来るたびに、わたしはそのことを思い出して、夜も寝られなくなります。ご存知の方は、ぜひ、メールにてご一報ください。
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