寺・神社/東京の寺・神社

まだ間に合う、東京の奥座敷青梅でお花見(3ページ目)

東京都心部の桜が見ごろを迎えつつありますが、出遅れてしまった方には、青梅のお寺がお勧めです。素晴らしい枝垂れ桜の巨樹を見たあとは、昭和レトロな街と美術館も訪ねてみては。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド

昭和レトロな街を
散歩しましょう

みんな大好き、オードリーの看板
青梅のメインストリートでは、昭和の雰囲気をたっぷり楽しめます。古い映画をテーマとした看板がたくさんあって、まるで野外美術館のようです。ここはもともと青梅街道であるため、古くからの町屋が多く、明治、大正、昭和の建物が建ち並んでいます。そんな街並みに、映画の看板がよく似合います。

●場所は旧青梅街道沿いの、この一帯です。
懐かしすぎて、わたしにはちょっとよくわからない「丹下左善」の看板


昭和の元気は
「これでいいのだ!」

この道沿いには、昭和の庶民文化をテーマにした小さな博物館が三つあります。赤塚不二夫会館、昭和レトロ商品博物館、昭和幻燈館です。赤塚不二夫会館は、昭和時代を代表するギャグ漫画家の赤塚不二夫さんの作品を展示する博物館です。「元気な昭和」を象徴する人物として、この昭和レトロな町の中心となる場所に博物館が作られたのです。

作品だけでなく、若き日の赤塚先生の写真も見どころ


わたしなどの年代の者にとっては、赤塚さんの描くキャラクターは、懐かしくてたまりません。わたしはかつて女の子だったので、やっぱり、「ひみつのアッコちゃん」が一番。そうそう、昭和の元気は、これでいいのだ!

●赤塚不二夫会館のホームページはこちら

懐かしいもの満載の
昭和レトロ商品博物館

昭和な品物満載の博物館。喫茶店は「となりのレトロ」
こちらは、「昭和b級文化研究家」の方が蒐集した品物を展示する博物館。駄菓子、タバコのパッケージ、雑誌、缶などがところ狭しと並んでいます。館内には、喫茶コーナー「隣のレトロ」もあるので、ちょっと一休み。

●昭和レトロ商品博物館のホームページはこちら
●三つの博物館の入場料は、三館共通券(650円)がお徳です。

青梅駅にも秘密がある

駅の構内にも古い映画看板があって、昭和レトロな気分を盛り上げてくれます。ホームにあるお店も、わざと古びた感じに作られています。電車の発車の際に流れる音楽は、よく聞くと何かのテーマソングですが、それは、ひみつのアッコちゃんと、ここに来た方だけがわかる秘密です。
駅までが一体となって、昭和な雰囲気を楽しませてくれます


次のページは多摩川沿いに点在する本格的な美術館と博物館にご案内。
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