寺・神社/季節ごとのおすすめ寺・神社

参道歩きも楽しい!初詣の三大人気スポット

日本の初詣の三大人気スポットは、明治神宮、成田山新勝寺、川崎大師です。例年、何万人もの参詣者で賑わうこれらのスポットには、どんな魅力があるのでしょう。参道のグルメも合わせてご案内。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド

初詣の人気スポットはどこ?

賑わう明治神宮
2006年の警視庁の発表によりますと、お正月三が日の参詣者数のトップスリーは、

1. 明治神宮 305万人(東京都渋谷区)
2. 成田山新勝寺 272万人(千葉県成田市)
3. 川崎大師 269万人(神奈川県川崎市)

以下、伏見稲荷神社(京都府京都市)、熱田神宮(愛知県名古屋市)、住吉大社(大阪府大阪市)、浅草寺(東京都台東区)、鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)、大宰府天満宮(福岡県大宰府市)、氷川神社(埼玉県さいたま市)と、続きます。

東京では、明治神宮とともに浅草寺も人気
やはり、大都市とその周辺にある有名な神社や寺が多いですね。お賽銭の総計やご利益のほどはわからないのですが、新年早々、人のたくさん集まるところに出かけるのは、何となく景気のよい気分がするのでしょうか。

わたしも、普段は、あまり人の行かない秘密の寺なども訪ね歩いておりますが、初詣は、やっぱり、一番人気の明治神宮に行くことが多いです。なぜかと言うと、もともと明治神宮の森が大好きで、しょっちゅう散歩に出かけているからです。行きつけのお参りどころを作っておくのは、行きつけのお医者さんがあるのと同じくらいに心強いものです。

ところで、初詣はお寺に行ってもいいの?

浅草寺境内には浅草神社もあり、両者渾然一体となって、三社祭りが行われる
「初詣は神社に行くもの」と思っている方も多いと思いますが、よく見れば、トップスリーのうち二つがお寺です。初詣は、もともとは、神社の行事が元になってはいるのですが、日本の場合、神道と仏教は、ある面、渾然一体となって発展してきたため、庶民にとっては、神でも仏でも、ご利益のあるものなら何でもよし、というのが伝統的な信仰の形だったのです。

現在は、神社と寺は別のもの、という考え方が普及していますが、それは、明治初頭の神仏分離令以降のことで、もともと、神社と寺が同じ敷地内にあるのは、そう珍しいことではありませんでした。たとえば、人気スポットの一つである浅草寺の境内には、浅草神社という立派な神社もあり、これは、浅草寺の観音堂に祀られている観音様の像を見つけた三人の人物を神様として祀る神社です。だから、浅草寺に行けば、神社にもお参りすることができます。

● 浅草寺と浅草神社について詳しく知りたい方は、こちら をクリック!

とりわけ関東では、初詣はお寺に行ってもよいという考え方が主流なので、成田山新勝寺や川崎大師も大人気なんですね。また、初詣は、1月いっぱいなら、いくつの神社や寺に詣でてもご利益があると言われますので、この機会に、あちこち巡ってみてはいかがでしょうか。

次のページではわたしの行きつけの明治神宮の魅力に迫ります
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