韓国のお寺に泊まる

韓国で、テンプルスティ(お寺に泊まること)がはじまったのは、前回のワールドカップの時。外国からやってくる観客のための宿泊施設が足りないということで、お寺に泊まるシステムを作ることになったのだそうです。そういえば、京都にも似た話があります。現在、宿坊として営業している寺のいくつかは、その昔、大阪で万国博覧会が開催されたとき、同様に宿泊施設が不足していたため、お寺でも一般客を受け入れようという目的で始まったものだと聞いています。

韓国を代表する名刹、世界遺産の海印寺にも泊まれます


テンプルスティの仲間たち。左から、ほーりーさん、三進トラベルサービスの田中さん、一人置いて、三進トラベルサービスの立木さん、ガイドの金さん。ここは、海印寺ではなく、浮石寺という別のお寺で、真ん中のお坊さんは、その浮石寺の方です
ワールドカップ後も泊まれるお寺は増え、今では、ほぼ韓国全土に、宿泊可能なお寺があります。しかし、まだ日本ではさほどそのことは知られておらず、実際に泊まったという人も、そう多くありません。そもそも、どのようにすれば韓国の寺に泊まれるのでしょう。そしてそこでは、どんな体験ができるのでしょうか。

わたしも、ワールドカップ当時からテンプルスティの話だけは聞いており、長いことチャンスを狙っていました。でも、韓国語もできないし、一人で突撃取材に行くのはちょっとコワいしなあ、と思っていたところへ、耳寄り情報が舞い込みました。韓国専門の旅行会社、三進トラベルサービスさんが、韓流スターに続く旅のテーマを「お寺とテンプルスティ」と定め、この秋から、本格的に韓国寺旅ツアーに取り組まれるというのです。

わたしと、宿坊ファンに人気のサイト、宿坊研究会の主催者であるほーりーさんこと堀内克彦さんは、すぐにその話に反応。「韓国テンプルスティツアー」が組織され、三進トラベルサービスの面々とともに、韓国のお寺調査に乗り込みました。

韓国の旅は、お寺だけでなく、こんな田園風景も魅力。日本と似ているようで、どこか違う


最初のテンプルスティ先は
世界遺産、海印寺

この前の記事でもお伝えしたように、われわれの最初の目的地は、韓国が世界に誇る名刹、海印寺です。海印寺は、韓国中央部より少し南の山間部にひっそりとあるお寺で、世界にひとつしかない「高麗八萬大蔵経(こうらいはちまんだいぞうきょう)」というお経を印刷するときに使う版木があります。それに関する詳しい説明は、あとですることにして、今回は、まず、海印寺の宿坊に泊まった印象から始めましょう。

※最初にお断りしておきますが、今回の記事は、いつものこのコーナーの記事より写真が少なめです。なぜなら、韓国の宿坊は宗教的な施設という意味合いが強いので、写真を撮るのははばかられたからです。なので、宿坊内部などの写真はあまりありませんが、お許しくださいね。

●その前に、海印寺をはじめとする韓国の寺と、日本の寺の大きな違いについてを知りたい方は、「お寺に泊まる韓国旅 海印寺前編」を、ごらんください。

●高麗八萬大蔵経とは何かを早く知りたい方は、ここをクリック。

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●韓国のテンプルスティの公式サイト(英語)はこちらです。
泊まるだけでなく、独特の文化を体験できる寺もあります。


●宿坊の情報が満載の堀内さんのサイト
それゆけ旅人、宿坊研究会はこちら。


次のページは世界遺産、海印寺(へいんさ)の宿坊での、人生初の体験の数々です。突然日本からやってきた謎の女を、韓国の敬虔な仏教徒たちは、どのように出迎えてくれるのでしょう。