古典落語「堀之内」は、
こんなお話です
堀之内寄席は、ご近所の方々に支えられています |
出がけに顔を洗おうとして、猫と手ぬぐいを間違えてほっぺたを引っかかれたり、気がつくと、まったく別方向の両国を歩いていたりと、散々な目に遭って、ようやく妙法寺に到着しました。さて、とりあえずお賽銭。しかし小銭でなくて、財布をそのまんま賽銭箱に投げ込んでしまいました。がっくりと気落ちして弁当を開くと、それは弁当ではなく、女房の腰巻に包まれた箱枕だったとさ。粗忽を治すつもりが、とんだご難。おあとがよろしいようで…。
毎月23日は落語の日
古今亭錦之輔さんは、若手落語家さんの兄さん格 |
それにちなんでか、こちらの寺では、毎月23日の縁日に、「堀之内寄席」という小さな寄席が開催されています。落語芸術協会に所属する二ッ目さんたちが、月替わりで総出演するので、ご近所の人々は、毎月楽しみにしているみたい。木戸銭はたったの500円で、お茶とお菓子もついています。まだ修行中の若手の落語家さんに、常連のおばあちゃんが突っ込みを入れたりと、和気藹々とした雰囲気も楽しい。いつもではありませんが、たまにご当地落語の「堀之内」も聞けて、盛り上がります。
23日は月の出を待つ日でもあります
二十三夜堂は、珍しい土蔵造りのお堂です |
縁日とは、もともと、「特定の神仏とご縁を結ぶ日」のことで、この日にお参りすると、ご利益が何倍にもなるということから、江戸時代の庶民たちは、縁日になると、あちこちのお寺や神社にお参りに出かけたのです。妙法寺に来る人々も、今はさすがに月を待つことはありませんが、熱心にお参りしています。特に、商売繁盛と良縁成就にご利益があるみたいですよ。
お堂にかかる巨大な提灯 |
・所在地:東京都杉並区堀ノ内3-48-8
・電話:03-3313-6241
・交通・アクセス:地下鉄丸ノ内線「東高円寺駅」から徒歩15分
・地図:Yahoo!地図情報
・HP堀之内妙法寺
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