浅草ってどんなところ?
隅田川の宵桜。川向こうのアサヒビール本社ビルは、現代の浅草のシンボルです |
その起源は、七世紀前半(推古天皇時代)にまで遡ると言われています。つまり、浅草寺は、法隆寺なみの歴史を持ったお寺だということです。それが本当かどうかはわかりませんが、ともかく、浅草寺が、江戸時代どころではない古い歴史を持った東京で最古の寺であることは間違いないのです。
三社祭の日だけでなく、仲見世通りはいつだってお祭気分 |
江戸時代、天海僧正(上野東叡山寛永寺の開創)の進言もあって徳川幕府の祈願所と定められ、江戸の信仰と文化の中心として庶民に親しまれ、大きく発展。その後の明治、大正期には、庶民の娯楽の場として、ますます発展して行きました。
浅草を愛した文化人の代表は永井荷風 |
「東京のお花見寺を大公開」
をご一読ください。
5月は、大イベント、三社祭がある月のため、浅草一帯は大いに賑わいます。東京にお住まいの方も、他の地域からおいでの方も、浅草に遊びに行くなら、ぜひ5月中に、ということで、今回は、前編と後編に分けて、浅草寺周辺の見どころと三社祭についての詳しいレポートをお届けします。
庶民の街浅草では、商売繁盛の神様も人気 |
●三社祭と浅草寺の起源
●浅草寺の見どころ
●ご利益スポット探し
●伝法院とおたぬき様
浅草と三社祭りの秘密を知ろう後編も合わせてごらんください
●本当の三社祭は5月ではなく3月だった
●現在の三社祭の見どころ
次のページで、まず、浅草寺の起源と三社祭の意味について知りましょう