養寿院は河越氏のお寺
養寿院の山門は、時代劇風の立派なもの |
たくさんある川越のお寺の中でも、とりわけ佇まいが重厚で、時代劇に出てくるお屋敷のような土塀と山門が、一見の価値あり。境内の樹木もきれいに刈り込まれていて、特別に派手なものはなくとも、なかなか雰囲気がよいです。ぜひお立ち寄りください。
菓子屋横丁は養寿院の門前町
今では川越の観光名所としてお馴染みの「菓子屋横丁」も、もともとは、その養寿院の門前町として栄えた場所だったそうです。明治の後半からは、のれん分けによってお店が増え、関東大震災によって、東京で菓子を製造していた浅草、神田などが焼失してしまった影響もあって、菓子製造業者がここに集まるようになりました。菓子屋横丁には、昔の建物そのままの店が並んでいます |
最盛期は昭和初期で、七十軒以上の店が軒を並べて、金太郎飴、千歳飴、かりんとうなどを製造していましたが、戦後、人々の嗜好の変化とともに衰退。しかし、今では、懐かしい雰囲気に引かれて人が再び集まるようになり、観光名所として存続している、というわけです。
田中屋は小さな博物館
田中屋さんの内部には、コーナーごとに、面白い展示があります |
昔のお菓子を作る道具やおもちゃが展示されたコーナーもあって、昭和な気分にどっぷり漬かれる小さな博物館とも言えます。
焼きたての団子も名物です |
■菓子屋横丁
・所在地:埼玉県川越市元町2
・交通・アクセス:西武線本川越駅より徒歩20分
・地図:Yahoo!地図情報
次のページでは、面白い建物を見ながら、川越タウンをぶらぶら歩きます。