4位:地元住民に愛されるロサンゼルス郡立美術館
特別展示は高く評価されている。 |
現代美術をはじめ写真や彫刻も充実しており、総合美術館としても全米トップクラスと評判です。2006年6月には、オーストリアからアメリカ在住の持ち主に返却されたクリムトの作品6点の特別展示を行ったことで話題を呼びました。
また、この美術館はインテリアが素敵なことでも有名。敷地内に6つある展示館のうちの1つ、Pavilion for Japanese Artでは、障子を使った間接照明がモダンな雰囲気をプロデュース。ここでは、日本の芸術作品を展示しており、特に「葛飾北斎」など江戸時代の浮世絵や木版画が充実しています。
その他、ゲッティー・センターと同様、夕暮れの無料ジャズコンサートや子ども向けのプログラムなど、教育にに力を入れたイベントなども常に開催されています。また、改築案「Transformation: The LACMA Campaign」の3つのステップの内の1つが2008年に完成予定。パリのポンピドゥーセンターの設計で世界的に有名なレンゾ・ピアノ氏の建築なので、斬新なデザインが期待され、今後が楽しみな美術館です。
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■Los Angeles County Museum of Art
5位:スタイリッシュなロサンゼルス現代美術館
最近ではロスコの特別展示が好評だったMOCA |
ダウンタウンの本館の他、ウエストハリウッドのPacific Design Centerとリトル・トーキョーのGeffen Contemporary の2ロケーションがあり、Geffenではこれまでに、村上隆や奈良美智によるスーパーフラットアートなどの日本の現代美術を積極的に展示してきたことで知られています。2007年10月7日から2008年2月11日までは村上隆の特別展示が行われ、1990年代の作品からルイ・ヴィトン氏とのコラボレート作品、話題のシリーズDOBや最新のアニメーションまでが幅広く展示される予定です。
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■Museum of Contemporary Artt
以上の様な美術館のほか、ギャラリーも次々とオープンし、ますます注目が集まるロサンゼルスのアートシーン。今後、ギャラリーが密集するエリアや、美術館のギフトショップなども紹介していきますのでご期待下さい!
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