通夜・葬式の弔問マナー/弔電・供花・供物

意外と知らない、弔電の基礎知識(2ページ目)

最近出番が少なくなった電報ですが、事情があって通夜・葬儀に参列できない場合には弔電(ちょうでん)を打つという習慣はまだあります。弔電とはそもそもどんなものか、電話やインターネットを使った弔電の送り方・基礎知識についてまとめてみました。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

レタックスなら手書きの弔電が送れる!

弔電というと、NTTをイメージする人が多いと思いますが、実は郵便局からも送ることができるのをご存じでしたか?

郵便局のレタックス電報は、手書きで送ることができるのが特徴。差出人が作成した文書をFAXで送信すれば、速達郵便物として配達してくれます。しかも、料金は文字数に関係なく、580円、900円とリーズナブル。文字やイラストが苦手な場合は例文集を利用しても良いでしょう。

※参考:以前はお金(香典)とレタックスを一緒に送ることができる「マネーレタックス」というサービスがありましたが、 2007年9月をもって廃止されました。

その他の弔電サービス

NTT、レタックス以外でも、弔電のサービスを行っていますので一部をご紹介します。

電報はインターネットで簡単に送ることができるようになりました
電報はインターネットで簡単に送ることができるようになりました。カード決済OKの業者も多いので便利ですね。
「でんぽっぽ」(KDDI)

台紙は1050円からあり、メッセージ代や送料を含め350文字まで送ることができます。画像(JPG,GIF,PNG)に変換した手書き弔電OK。イラストや寄せ書きなども送ることができます。携帯3社のキャリア決済も可能です。

VERY CARD(ヒューモニー)
インターネットでの申し込みに特化することでコストを削減(電話での申し込みは行っていない)。350文字まで全国一律1280円から受け付けています。

e-denpo(KGSインターナショナル)
非会員は1250円から。メッセージ代や送料を含め463文字まで送ることができます。登録(無料)すれば画像、ロゴ、直筆サインを入れることができます。

ALSOK電報(ALSOK)
綜合警備保障会社(ALSOK)が2010年から始めた電報サービス。配達は一部を除いてALSOK社員が行います。

ハート電報(セクションエッグ)
支払いは銀行振込、コンビニ決済、携帯3社キャリア決済、ペイジーATM決済から選ぶことができます。

For-Denpo(プライムステージ)
純金電報やオルゴール電報など、オリジナル商品が豊富。

ほっと電報(ソフトバンク)
コシノジュンコがデザインしたオリジナル弔電1350円(文字別)が人気。文字は25文字まで703円~。写真やロゴを入れることもできます(3枚324円)。

料金面では、NTTのような「台紙代+文字代」タイプと、「台紙代のみ(文字数制限あり)」に分類できます。配達にいては、業者が直接行うケースと、日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便などと提携して委託するケースがあります。
配達スピードは、よほど交通の便が悪い地域でない限り、昨今ほとんど差がありません。台紙の柄や料金、支払い方法、使い勝手などで選ぶ人が多いようです。

弔電は誰宛に送る?いただいた弔電に対するお礼はどうする?次ページでご紹介します。

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