お気に入りの服を着て見送られたい!
もちろん可能です。仏教でも神道でも、一部の宗派を除いて旅立ちの衣装である白装束を着ることが一般的ですが、白装束の上、もしくは下に生前愛用していた服を着用(掛けるだけの場合もあります)するケースが多いようです。もちろん、お気に入りの服に限らず、思い出の服、特別な時だけ着ていた服などでもOK。故人らしい姿で見送ってあげられることは、残された人にとっても感慨深いものです。髪の毛を染め直して欲しい!
さまざまなニュアンスのカラーで髪のファッションを楽しんでいる現代人。最後にビシッと髪の毛をキメておきたいと考える人がいても不思議ではありません。死後、カラーリングをしてから通夜&葬儀をすることは可能。元X JAPANのhideも、亡くなった後に生前と同じようにカラーリングしてから棺に納めたそうです。ただし、遺体のカラーリングについてはまだ死化粧ほど一般的ではないので、遺体を引き受けても良いという技術者の数はまだ少ないようです。爪まで美しくして欲しい!
手だけでなく、足の爪も美しく整えて見送ってあげてはいかがでしょうか。 |
血色が良い、健康的な顔にして欲しい!
顔の血色などは、死化粧である程度までは改善することができます。それでも長い間の闘病生活などでやつれてしまった顔の表情を、元の健康的な状態に戻すことは大変困難。お化粧だけでは難しいでしょう。その場合はエンバーミングを利用すると良いかもしれません。エンバーミングは遺体を衛生的に保全できるというだけではなく、身体全体に血色がもどり、やつれてしまった顔をふくよかにし、いきいきと見せることができます。
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