葬儀・葬式

「喪服」を買うタイミング……スーツで代用はダメ?レンタルはお得?

出番が少ないのに高価な喪服ですが、買うタイミングは何歳になったらなのでしょうか。スーツで代用はダメなのか、夏用と冬用を用意する必要があるのかなど……いざというときに困らないよう、喪服にまつわる素朴な質問にお答えします。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

「喪服」を買うタイミングとは

「喪服」を買うタイミングとは

普段の生活には必要ありませんが、突然の不幸の知らせがきたら当然必要となる喪服。備えあれば憂いなし! 普段から準備しておくと安心です

喪服の出番は少ないですが、不幸の知らせは突然やってくるため、いざというときのためにも最低一着もっていれば安心です。では、何歳くらいからもつべきなのでしょう。スーツで代用ではダメなのか?今はレンタルを利用する方がお得といえるのか?など、喪服にまつわる素朴な疑問にお答えしたいと思います。
 
<目次>
 

Q.喪服の代わりにスーツではダメ?

まだ喪服を着る機会があまりない若い方などは、喪服の代わりにスーツでも問題ありません。また、喪服をもっておらず略式でもいいからすぐに欲しいというときに、身近なファストファッションでブラックスーツを買うというのも、ありだと思います。

一般的に礼服とは、冠婚葬祭の際に着る改まった服。「ブラックフォーマル」ともいわれていますが、中には慶事や弔事用にも着回しができるものがあります。

社会人になった20代の頃は、葬儀に参列する機会よりも結婚式にお呼ばれすることの方が多いでしょう。そうなると慶弔用に着回しできるものを選ぶという考えも視野に入れてよいと思います。
 

Q.初めて喪服を買うタイミングは? 事前に買うのは縁起が悪い?

急に喪服が必要になり、購入した後で後悔された方の声は多く聞きます。そのうちにと思っていると不幸の知らせは突然やってくるものです。あわてて購入して高い買い物になってしまった、デザインを選ぶ余裕がなかったということにもなりかねません。

では、どのタイミングで購入するべきなのでしょうか。一般的に喪服を初めて買うタイミングは、20代前半が多いようです。就職して社会人になった20代前半、もしくは高校の制服がなくなり大学に入学してから卒業するまでの間に用意するものと考えられています。今は必要ないと思っていても、早めに購入しておくことに越したことはありません。

デパートやショッピングモールでセールが催されていたら、のぞいてみましょう。自分が気に入ったものが見つかったのなら、それが購入するタイミングではないでしょうか。普段から備えあれば憂いなしと考えて、準備しておきましょう。
 

Q.夏用、冬用はそれぞれの喪服は必要?

喪服は通年で着られるものがほとんどです。女性の場合、通年で着られるアンサンブルタイプが一着あれば充分です。ちなみに筆者は通年のものを一着しかもっていませんが、充分着回しできています。

例えば、暑い夏の時期の冷房がきいているセレモニーホールでは、半袖ワンピースに羽織るものを用意する、アンサンブルになっているのなら上着を持参しておくとよいでしょう。夏の暑さがどうしても苦手という方は、アンサンブルの通年タイプと夏用の薄手の黒ワンピースの二着をもっていると季節に困らず便利です。

また寒い冬の時期は、起毛タイプや保温効果があるインナーで寒さ対策したり、喪服に合わせて黒のシンプルなカーディガンを着用してもよいかと思います。防寒アイテムとしてカイロや膝掛け(シンプルなダークカラー)もおすすめです。
 

Q.何年着れる? 買い替えるタイミングは?

買い替えるタイミングは、若い頃に購入したデザインが今の年齢に不相応になったとき。そしてずばりサイズアウトです!

40代以上になると急に喪服を着る機会が多くなりますが、買い替えるタイミングもその時期でしょう。一般的に若い頃の喪服のデザインを選ぶポイントは、リボンが付いた可愛いタイプ、丈もそう長くないスレンダーなものが多いと思います。しかし年齢が上がってくるとそのデザインが似合わなくなるとともに、体型も変わってきます。

これから先の何十年後の体型変化を考慮しながら、長く着られる喪服を選ぶことが必要になってきます。このときは、少しお値段が張っても上質なものを選ぶことをおすすめします。上質な喪服なら色落ちや型崩れもなく品格もあり、これから先長く着ることができるでしょう。

筆者の場合は、在籍していた大学にブラックのスーツの制服がありました。卒業してからの数年はそのスーツで代用できましたが、結婚を機会に購入。そして二十数年後に落ち着いたデザインのものに買い替えました。初期に購入したものでもサイズは変わらず着用できましたが、さすがにデザインが年相応でなく、これは娘に譲りました。そして人生二度目の喪服の購入は、上質な絹のものにしました。高価でしたが絹なので、夏は涼しく冬は暖かく快適なため、今後は買い替える予定はありません。
 

Q.今は購入するよりも、レンタルを利用するのが賢い?

購入するのかレンタルでよいのかは、使用する頻度がポイント。また着用する年代によっても必要性が変わってきます。

例えば、葬儀に参列する回数が増えるとレンタルする方が高くなります。また喪主や遺族という立場になることや法事に出席することも考えなければなりません。この場合は購入する方がメリットがあります。

しかし使用頻度が少ない若い方は、レンタルの方が費用が抑えられ、お得感はあるでしょう。靴やバッグなど小物類一式もレンタルで揃えられるのも嬉しいですよね。
 

Q.喪服はどこでレンタルできる?

代表的なレンタル先にはインターネット業者、葬儀社、貸衣裳店があります。

・インターネットの業者
パソコンやスマホで対応でき、だいたい16時までの注文は即日発送してくれます。配達してくれる時間、葬儀に間に合うのかということや、試着ができないためサイズの確認をすることを忘れないようにしましょう。他に比べると一番リーズナブルな価格です。

・葬儀社
一般的に貸衣装店と提携しているため仲介手数料が発生します。そのためインターネット業者に比べると価格は割高になっています。しかし葬儀の準備の打ち合わせなどで忙しい喪主や親族の方たちにとって、ここでレンタルができるのは便利でしょう。特に着なれない和装の場合は、アドバイスをしてくれるため心強いですね。

・貸衣裳店
店舗が近くにあれば、直接出向いてデザインやサイズを選び、試着できるのがメリット。気に入ればそのまま着用して葬儀の会場へ直行も可能です。インターネットに慣れなくても手続きは簡単、お店の人とのやり取りで済ませられます。ただし価格はインターネット業者よりも高くなります。

※メルカリ
急ぎには対応しませんが、メルカリでの購入も探せば掘り出し物が見つかるかもしれません。新調するタイミングに候補の一つとして考えておいてもよいでしょう。

普段の生活には必要のない喪服ですが、今のご時世、インターネットで探し物が見つかり、クリック一つでレンタルも可能です。通夜、葬儀の時間に間に合えばこんなありがたいことはありませんが、いざというときのためにも喪服をもっておくのも必要かと思います。

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