通夜・葬式・火葬の手順/葬儀の手順・手続き

無宗教で葬儀をにする前に…(3ページ目)

特定の宗旨・宗派の宗教儀礼によらない葬儀を行うことを「無宗教葬(自由葬)」といいます。割合はさほど多くありませんが、年々無宗教葬を希望する人が微増しています。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

無宗教葬にする場合の注意事項

無宗教葬を選ぶ前に、今後の葬送方法について遺族・親戚間でよく相談しておくことが大切です。
無宗教葬を選ぶ前に、今後の葬送方法について遺族・親戚間でよく相談しておくことが大切です。
●遺族・親戚間でトラブルにならないように事前に打合せをしておく。
「無宗教葬」という言葉が広まったとはいえ、実際に無宗教で葬儀をする割合は全体の1%くらいにすぎません。そのため故人や遺族が「変わり者」として見られてしまうこともあるでしょう。中には「無宗教では成仏できない!」と大反対する親戚がいるかもしれません。

●無宗教葬に慣れている葬儀社を選ぶ。
ほとんどの葬儀社は「無宗教葬でもOK」と自信満々で引き受けてくれます。しかし、無宗教葬はマニュアルがないために葬儀社によって企画力、演出力、実行力がかなり違ってきます。どのような提案をしてくれるか、数件の葬儀社と比較検討することをおすすめします。

●納骨場所を考えておく。
無宗教葬の場合、宗旨・宗派の指定がない公営墓地や民営墓地を選ぶことになります。もし菩提寺にある墓に納骨する予定があるのなら、菩提寺に葬儀を執り行ってもらうほうが賢明です。

●四十九日法要にかわる追悼式はどうするか。
仏式には故人を上手に思い出すことができる四十九日法要、一周忌法要などがあります。それに変わる追悼式をどのような形で行うか考えておく必要があります。
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