そもそも無宗教葬とは

祭壇を飾らず、棺を中心にお別れをする葬送を提案している葬儀社もあります。
祭壇を飾らず、棺を中心にお別れをする葬送を提案している葬儀社もあります。
無宗教葬とは「特定の宗旨宗派にとらわれない葬儀」という意味であって、宗教を否定しているわけではありません。ですから「無宗教だから仏式作法を取り入れてはダメ」とか、「無宗教だから献花でなければならない」ということではなく、宗教儀礼の良さを取り入れながら柔軟に考えればいいわけです。

無宗教葬の例

キャンドルを用いて「献灯」の儀式も無宗教葬ではしばしば行われています。
キャンドルを用いて「献灯」の儀式も無宗教葬ではしばしば行われています。
無宗教葬は特定の宗教儀式・作法にしばられていませんから葬儀はどのように進行してもかまいません。とはいえ、いきなり「自由にやってください」といわれても困ってしまいます。どのように進めていくか一例をご紹介します。

  • 祭壇……故人が好きだった生花などでアレンジしたり、キャンドルを使って幻想的な装飾をすることもあります。最近は無宗教向けのオリジナル祭壇を提案している葬儀社もあります。また、祭壇に故人の思い出の品を展示するケースもあります。
  • 棺……祭壇の雰囲気にあう布張りの棺が好まれています。
  • 音楽……故人や家族にとっての思い出の音楽を流します。
  • 枕飾り……枕机に生花とロウソクを飾ります。お線香を焚きたい場合は香炉を準備してもかまいません。
  • 納棺……旅立ちの衣装(死装束)ではなく、故人らしい服装で納棺します。
  • 献花……焼香の代わりに献花をする場合が多いですが、香りにこだわって焼香をしても良いでしょう。
  • 手順……自由だからといってあまり複雑にしてしまうと、余裕がなくなったり混乱してしまいます。一般的な式次第は次のとおりです。
    1. 開式の言葉
    2. 黙祷
    3. 献奏(思い出の曲など)
    4. ナレーション(故人の経歴など)
    5. スライド・DVD・ビデオの上映など
    6. お別れの言葉
    7. 献花
    8. 閉式の言葉

無宗教葬に力を入れている葬儀社は、式次第やプランなどさまざまな提案をしてくれます。

最後に無宗教葬にする場合の注意事項を次ページで。