最近は、インターネットを通じて葬儀の情報を簡単に入手できるようになりました。価格やサービスをオープンにしている葬儀社もかなり増えてきていますので、各社を比較検討することが容易になっています。メールだけで葬儀の相談もできるようになり、葬儀社のトークに惑わされずに、葬儀を組み立てることができるようになりました。その結果、葬儀社は口を揃えていいます。「葬儀費用は年々下がってきている」と。「葬儀は値切れない」と言われていたのは過去の話となりました。

しかし、「葬儀費用は年々下がってきている」という葬儀社の印象とはうらはらに、日本消費者協会が調べた結果では葬儀費用は着実にアップしているのです。

オプションの有無が葬儀費用に影響する!

全国平均葬儀費用の推移。日本消費者協会調査「葬儀費用の推移」
【図表】全国平均葬儀費用の推移※総額は「葬儀一式費用」「寺院費用」「飲食接待費用」の合計値【出展元】(財)日本消費者協会「葬儀についてのアンケート調査」

葬儀費用がUPしている要因のひとつとして考えられるのは、オプションが増えたこと。「これも必要ですね」「これはあったほうがいいでしょう」という葬儀社の誘導で、気がついたら予定より大幅に葬儀費用がオーバーしするということにもなりかねません。また、最後のお別れだからあまりケチるのも恥ずかしい、という遺族の心情を利用して、巧みにあれこれオプションをつけてくる葬儀社だってあるかもしれません。

基本的に、オプションはなくてもお葬式はできます。何が必要で何が必要でないか見極める目を持つことがいいお葬式をするための秘訣です。


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