費用だけで決めないで。質が肝心! 葬儀社選び
葬儀費用だけでなく、サービスや葬儀社の対応などを比較したうえで葬儀社を選定したいものです |
・手垢だらけの使いまわし受付備品しか準備しない葬儀社
・スタッフの身だしなみやマナーに無頓着な葬儀社
・葬儀の最中なのに、裏でタバコを吸って休憩しているスタッフがいる葬儀社
・ご遺体や遺族に対しての文句ばかり言っている葬儀社
このように手を抜いたり死に対しての意識が低い葬儀社は、まだまだたくさんあります。その反面、備品の管理、スタッフ教育などを行い、少しでもいいサービス、いいお別れができるように努力している葬儀社もたくさんあります。また、遺族の要望に対して適切な提案をすることはもちろん、大切な方を亡くされた遺族の心のケアまで大切に考えている葬儀社もあります。
葬儀社の個性を見分けるには?
葬儀の事前相談をすると、費用や内容が明らかになるだけでなく葬儀社の個性やスタッフの人柄も見えてきます。 |
でも、本当にそうなのでしょうか。伝統的な手法を重んじる葬儀社もあれば、新しいことを取り入れていく葬儀社もあります。参列者が数百人規模の団体葬が得意な葬儀社もあれば、こぢんまりとした家族葬が得意な葬儀社もあります。つまり葬儀社にも個性があるわけです。そのため「○○葬儀社は大企業の社葬を多くやっているから安心だ」と思っても、「こういう葬儀にしたい」と希望する葬儀を形にしてくれるとは限りません。また、家族経営でも安価な葬儀は行わないというスタンスの葬儀社もあるでしょう。しかし、パンフレットやホームページを見ただけで葬儀社の個性はなかなか伝わってきません。だから「葬儀社選びは難しい」のです。
葬儀社の個性を見抜く一番いい方法は数社の葬儀社に事前相談することです。葬儀の事前相談をすることは、費用をあらかじめ明確にすることができたり、葬儀の内容を比較検討することができるなど、さまざまなメリットがあります。中でも最大のメリットは「この葬儀社にまかせていいか。この担当者にまかせていいか」を吟味できること。相談する方法はメールでもかまいませんが、やはり一番ベストの方法は直接会って話しをすることです。葬儀社の対応によって葬儀社の個性を垣間見ることができるでしょう。同じような葬儀の相談をしているのに、葬儀社によって返ってくる答えが違ってくるのに驚く人も多いはずです。
・たくさんの生花祭壇のカタログや写真を見せてくれる葬儀社
→生花祭壇に力を入れている葬儀社
・スタッフの身だしなみ、マナーがきちんとしている葬儀社
→細かい点まで気がつく葬儀社
・多くの演出プランを提案する葬儀社
→新しいことにチャレンジしようとしている葬儀社
・できるだけシンプルな葬儀を提案する葬儀社
→遺族の負担を少しでも軽減しようとしている葬儀社
葬儀の内容のチェックだけでなく、スタッフの人柄もチェックしてみてください。担当者は必ずしもベテランである必要はありません。多少不器用でも、死に対する思いを厳粛に受け止め、真摯に対応してくれる担当者であれば安心して任せられるケースもあります。
次ページでは病院で紹介される葬儀社に依頼してもいいか、ズバリ!お勧めできない葬儀社 についてお話します。