タイ/タイ関連情報

ガイドが選ぶ2008年タイの10大ニュース(3ページ目)

タイにとっては日本でも報道されている通り、激動の2008年となりました。でも暗いニュースばかりではありません!旅行者にとってうれしいニュースもありました。今回はガイドが選んだ10大ニュースをピックアップ!

執筆者:清水 千佳

第4位:タイ国王、体調不良で演説中止

12月になると国王誕生日を祝うためのイルミネーションで街が彩られる
国民の敬愛を集め絶対的権力を持つプミポン国王の誕生日は12月5日。毎年、その前日に演説をするのが恒例行事となっているのですが、2008年は体調不良で取りやめとなりました。在位62年の間で演説中止は初めてのこと。政情不安の中、国王の「お言葉」による事態の沈静化が期待されていましたが、それは残念ながら叶いませんでした。1日も早いご回復を願っております。

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・タイがイルミネーションで彩られる12月

第3位:就任したばかりの新首相はイケメンだけど問題は山積み

12月15日、反タクシン元首相派「民主党」のアピシット党首が新首相に就任しました。アピシット氏はなんとまだ44歳でタイ史上最年少の首相となりました。テレビや新聞で見たことのある人はご存知だと思いますが、かなり容姿端麗のいわゆるイケメン。しかも、英国生まれで、あの英国随一の名門高校イートンカレッジから、オックスフォード大学へ進学。政治学、経済学(首席)の学位を取得したエリート。

国民からの支持率も期待も高いといわれているアピシット首相ですが、タクシン元首相派の市民団体「反独裁民主同盟」の反政府活動も活発化することが予想される中、前途多難なスタートとなりました。実際に、12月29日にはタクシン元首相派の市民団体が首相の所信表明演説が行われる予定の国会周辺に座り込み、下院の解散と総選挙実施を要求。早速デモの洗礼を受けることとなってしまいました。

第2位:バーツ急落。数年ぶりに1バーツ2円台突入

2008年12月現在1バーツは約2,5円。半年前に比べ、1円近く下がり1997年の通貨危機以来の2円台に突入してしまいました。もちろん世界の経済情勢などの影響もありますが、政情不安という要素も加わり、その下落に歯止めがかからない状況になってしまいました。とはいえ、バーツ高に悩まされていた外国人旅行者にとっては、今回のバーツ安、円高は予算的にもさらにオトク感が増して、うれしいニュースとなりました。タイ旅行リピーターの人たちは、スパやショッピングを満喫しているようですよ。

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