タイ/タイのグルメ・レストラン

屋台で麺に挑戦してみよう!(2ページ目)

街に並ぶ数多くの屋台。その中でも多いのが麺屋台です。色や太さ、具の種類が違うタイの麺紹介と、頼み方を紹介します。

執筆者:清水 千佳

スープの色は透明、黒、ピンクまで! バリエーション豊富

これがイェンダフォー。はじめはピンク色に驚くが、食べると、スープに酸味とコクがあり美味
タイの麺にはスープあり(ナーム)とスープなしがありますが、スープの種類が豊富で見た目だけでは、どんな味なのか想像ができないものが多いのが特徴です。同じ麺を食べても、スープによって全く違う味が楽しめます。いったいどのような味のスープがあるのでしょうか? 代表的な3つをご紹介します。

  • ナームサイ

  • もっとも一般的でよく屋台でも見かける透明のスープです。鳥ガラや牛、豚、エビからだしをとっています。比較的薄味で、日本人には親しみやすい味でしょう。初めてタイで麺を食べる、という人はこのスープの麺からどうぞ!

  • ナームトック

  • 少し黒っぽいスープのこと。ナームトックとはもともとタイ語で「滝」という意味。麺のスープを指すときには、豚や牛の血をスープの中に入れるという意味になります。血を入れるというと驚く人も多いのですが、味にコクを出すために少量入れる程度です。しっかりした味のスープが好きな人にオススメのスープです。

  • イェンダフォー

  • このスープの色はなんとピンク! 赤米の発酵品(紅腐乳)で色付けされて、この色になります。天然の色と聞いて驚いてしまうほど鮮やかなピンク。味は甘酸っぱさとしょっぱさが交ざった感じがします。見慣れない色なので好き嫌いも分かれるスープですが、タイでは人気が高いスープの1つです。

    それぞれ色も味も違いますが、色が濃いとそれだけ個性的な味になります。個性的な味は病みつきになる人も多いようです。まずはオーソドックスなナームサイから始めてみましょう。慣れてきたら、他の色のスープの麺に挑戦してみてはいかがでしょうか?

    失敗しないために! 気をつけたいタイでの食事マナー

    これがタイ料理にはかかせないパクチー。香りが苦手なら、入れないようにと頼むことができる
    屋台での食事は、周りはタイ人ばかり。そんな中で恥ずかしい思いをしないように、最低限のマナーを覚えておきましょう。日本のように麺類を音をたてて食べるのは、マナー違反にあたる国が多いのですが、タイも同じです。女性の場合は、れんげの上に麺をのせてから口に運びます。中に入っている具も、お箸で一口大に切ってから食べましょう。大きい具のまま口に運ぶのもNGです。美味しくてスープも飲み干してしまいたいと思うかもしれません。でも、食器に口をつけてスープを飲むのもマナー違反。食事のマナーは慣れないことも多くて、大変だと思います。けれども、郷に入れば郷に従えという言葉もありますが、タイではタイのマナーを守って気持ちよく食べたいものです。

    最後に、屋台で食べるときのアドバイスを2つ。お水は頼まないと出てきません。英語の通じないタイの屋台でも「ウォーター」なら分かってもらえますので、一声かけてくださいね。ちなみに1杯2バーツ(約6円)くらいです。それと、日本ではほとんど料理で使うことがないパクチー(香菜)が、麺類には必ずと言ってよいと入っています。パクチーが苦手な人は、タイ語で「マイ・サイ・パクチー」(パクチーを入れないで)と言えば大丈夫ですよ。

    初めての屋台では、どうしても不安になってしまうもの。でも、食べたいものを指差していれば大丈夫! お気に入りの屋台を見つけてきてくださいね。

    タイにはクイッティアオとバミー以外にも沢山の麺料理があります。まだまだ奥の深いタイの麺世界! これからも少しずつ紹介してきますので、楽しみにしていてくださいね!

    ※2006年5月現在 1バーツ=約3円

    【関連記事】
  • タイの麺料理はこう頼む!(All About エスニック)


  • 【関連リンク】
  • タイ政府観光庁 グルメ 麺

  • ラクシーのタイ料理解説 味のたんけん 麺

  • エスニック大好き バンコクで食べた麺専門店
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